カジュアルウェア

アウトドアアイテムをキレイめに着るならモノトーンで

2020.03.27

日常のファッションにおいて、スポーツやアウトドアの要素を採り入れる機会が増えた。ショップでは機能素材を用いたアイテムが陳列され、本格的なアウトドア、スポーツアイテムを上手にコーディネートに用いて街を歩く人をけっこう見かけるようになった。もはや市民権を獲得したと言っても過言ではないスポーツミックススタイル。2020年、トライしたいコーディネートサンプルを紹介していこう。

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アノラック¥41,000(マウンテンハードウェア/コロンビアスポーツウェアジャパン 0120-193-803)モックネックシャツ¥14,000(ユナイタス/スタディ ショールーム 06-6948-6093)パンツ¥47,000(ベルナール ザンス/ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623) シューズ¥38,000(パントフォラ・ドーロ/カメイ・プロアクト 03-6450-1515

プルオーバーのフーディのように前身頃が開かないことでミニマルなルックスを確保するアノラックは、ファッションに採り入れやすいアイテムのひとつだ。スラックスやモックネックのカットソーといったドレッシーな服は、アウトドアとは正反対に位置づけられるアイテムだからこそ、組み合わせがハマったときにいい相乗効果が生まれる。いい意味での違和感がそうさせるのだ。トップスもパンツもあまり野暮ったくなりすぎないよう、スマートなシルエットを意識することでコーディネートが上手にまとまる。加えてシューズも重要。ここで合わせているのはホワイトのスニーカーだが、オックスフォードのようなドレス感のあるデザインをセレクトし、ドレスとカジュアルをつなぐ役割を果たしている。

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いちばん大事なのは配色だ。アノラックのブラックに合わせるように、インナーのカットソーやスラックスも同系色のアイテムを組み合わせ色のまとまりをキープしている。仮にさまざまな色を合わせてしまうと、コーディネートが悪い意味での違和感だらけになってしまい、まとまりを失ってしまうので注意。モノトーンで構成するからこそ、相反する要素同士が上手にお互いを補完し合えるのだ。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

Photograph : Hiroyuki Matsuzaki
Styling : Masahiro Tochigi (QUILT)
Text : Yuichiro Tsuji

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