旬のおすすめ
バーバリーで、これが欲しい。
より着やすく進化した英国老舗の本格コート
2017.10.10

成熟した男子必携の外套といえば、英国的にして質実剛健なギャバジン製のロングコートが つとに有名。創業1856年のバーバリーこそは、英国を代表するメンズコートの先駆者だ。そんな殿堂ブランドが作り出した逸品のなかでも、とりわけアクティブな紳士達に愛用された一着をご存じだろうか。
20世紀初頭にはすでにプロフェッショナルドライバーや、熱烈なモーター愛好家が数多く存在していた。そんなエンスージアストたちに向けてリリースされたのが、バーバリーのカーコートである。写真の一着は、数あるアーカイブを精査しモダンにアレンジして作られた、現代のアクティブ・ジェントルマンに捧げる新作だ。
動きやすいワイドなラグランスリーブに加え、風雨の侵入を防ぐためのスロートラッチがその特徴。さらに素材には、定番のコットンギャバジンに比べて繊細で高級感漂うトロピカルギャバジンを使用。優れた耐久性と通気性を備えながら、軽くソフトに着こなせる仕上がりもポイントだ。
ドライブ・オケージョンにマッチすることは言わずもがな。軽快にはおることができるカーコートは、少し肌寒さを感じる休日など、セーターの上に合わせて装うのにも適している。
確かに新作ではあるが、これぞバーバリーと呼べるオーセンティックなデザインゆえ、トレンドにかかわらず末長く愛用できるところも実に魅力的なのだ。
<写真>
このカーコートは純英国製。イングランド北部、キャッスルフォードにあるバーバリーの自社ファクトリーにて作られている。手間の掛かる襟の据え付けも含め、仕立ては熟練の職人が手がけている。伝統のディテールのほか首まわりへの優しいフィットなど、着心地のよさが楽しめるのもこのコートの特徴だ。¥220,000/バーバリー(バーバリー・ジャパン 0066-33-812819)
掲載した商品はすべて税抜き価格です。
Photograph:Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling:Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Tsuyoshi Hasegawa (04)