旬のおすすめ

ニッポンの冬、ニッポンのコートを着る。
第5回 ダーバン

2017.11.15

ニッポンの冬、ニッポンのコートを着る。<br>第5回 ダーバン

今冬のビジネススタイルの主役は、もう手に入れただろうか。いまだ思案中という方のために、合計6回にわたりニッポン発の6ブランドが今シーズン提案するコートを紹介する。第5回は、ニッポンのモノづくりり力にこだわりつづけてきたダーバンだ。


紳士服作りを、ニッポンの産業に。1970年のブランド創業以来、ダーバンはニッポン製スーツの可能性を追い求めつづけてきた。尾州産生地の採用や国内最大級の自社ファクトリーである宮崎ソーイング、そして“丸いスーツ”を合言葉に作られる日本人の体形に沿ったパターンのそれが表れている。

さらにダーバンは、2015年にスタートした認証制度J クオリティーの参加メンバーである。これは、縫製はもちろん、生地の織りや染色に至るまで日本国内で行っていることを証明する制度。つまり純国産の証しだ。

今シーズン、ダーバンは20を超えるアイテムで同認証を取得。今回紹介するコートも、そのうちの2つとなる。ダーバンがもつ独自性をより強く主張するという意味を込めて掲げた、今秋冬のテーマ“フォルティッシモ”。この独自性とはつまり、ニッポンで作るニッポン人のためのブランドであるということにほかならない。

400_ITL1Dx0699

メランジ感がクラシカルな雰囲気を高める、尾州産のオリジナルウール混ヘリンボーン織り。一方、裏面にはゴアテックス®社のウインドストッパー®ファブリックを配する機能的な一面も。織りから染色、縫製までもすべて日本国内にて行われている。
コート¥99,000、スーツ¥134,000、シャツ¥12,000、ネクタイ¥16,000、マフラー¥23,000、シューズ¥79,000、グローブ¥29,000/以上ダーバン(すべてレナウン プレスポート 03-4521-8190)

400_ITL1Dx1016

デニム調の杢(もく)無地は、合繊名産地である群馬県桐生市で織られた高密度ポリエステル。撥水性に加え、アウトラスト素材を採用したライニングにより、温度調整機能も備える。この一着も、織りから縫製まですべての工程を国内にて賄っている。
¥73,000/ダーバン(レナウン プレスポート 03-4521-8190)

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

←第4回 トロージャン

 第6回 五大陸→

Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Tomohiro Saitoh(GLOVE)
Hair & Make-UP:Ryo(COME HAIR)
Text:Masafumi Yasuoka(BEARD MAN)

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 猛暑を快適に過ごす、紫外線対策&“涼やか”アイテム5選<br>【vol.2 カムズアンドゴーズのバケットハット】

    猛暑を快適に過ごす、紫外線対策&“涼やか”アイテム5選
    【vol.2 カムズアンドゴーズのバケットハット】

    小物

    2025.07.15

  2. 【ラコステ】洗練されたサマースタイルをかなえる、<br>今夏おすすめのポロシャツ。Vol.1

    【ラコステ】洗練されたサマースタイルをかなえる、
    今夏おすすめのポロシャツ。Vol.1

    カジュアルウェア

    2025.07.08

  3. 『アップルサイダービネガー』<br>いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #102

    『アップルサイダービネガー』
    いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #102

    週末の過ごし方

    2025.07.17

  4. 【すべてユニクロ】賢くリーズナブルに装う、<br>盛夏のビジカジスタイルvol.1

    【すべてユニクロ】賢くリーズナブルに装う、
    盛夏のビジカジスタイルvol.1

    カジュアルウェア

    2025.07.14

  5. 世界のベストレストランを通して見る<br>社会問題や多様性の変化とは。

    世界のベストレストランを通して見る
    社会問題や多様性の変化とは。

    週末の過ごし方

    2025.07.09

紳士の雑学