旬のおすすめ

ニッポンの冬、ニッポンのコートを着る。
第6回 五大陸

2017.11.16

ニッポンの冬、ニッポンのコートを着る。<br>第6回 五大陸

今冬のビジネススタイルの主役は、もう手に入れただろうか。いまだ思案中という方のために、合計6回にわたりニッポン発の6ブランドが今シーズン提案するコートを紹介する。第6回は、2017年の今年で25周年を迎えた五大陸だ。

設立は1992年。英国の伝統、フランスの華やぎ、イタリアの粋、アメリカの合理性、それらを日本の繊細な感性によって仕立てた、ジャパニーズ・ジェントルマン・スタンダードを提唱する。

五大陸は、設立以来ニッポンのモノづくり技術を積極的に採り入れてきた。それも、西陣織といった伝統技術と同時に、コットン100%ながら形状記憶性のあるシャツなど“かつて”と“いま”が融合しているのが興味深い。

25周年という節目を迎えた今年は、“ネクストジェネレーション”をテーマに掲げ、洋装文化を独自の視点で解釈・昇華してきたニッポンの美意識に改めてフューチャーする。

今回紹介するコートは、実はスーツのファクトリーで仕立てている。スーツ仕込みの細密な縫製により、ジャケット感覚のシルエットを実現している。まさに、ニッポンの正統派ジェントルマンにふさわしい一着だ。

400_ITL1Dx0945

ウールにカシミアを15%混紡した国産の生地は、ビーバー仕上げと相まってやわらかく、そして上品な光沢感を楽しませてくれる。芯地には、2層仕立てのセミ毛芯を採用。それにより適度な保形力を持たせながらも、軽やかな着心地を両立している。
コート¥130,000、スーツ¥99,000、シャツ¥14,000、ネクタイ¥10,000/以上五大陸(オンワード樫山 お客様相談室 03-5476-5811)、マフラー¥23,000/ジョンストンズ、グローブ¥21,000/デンツ(ともにリーミルズ エージェンシー 03-3473-7007)、シューズ¥37,000/WFG×ペルフェット(ワールド フットウェア ギャラリー 銀座店 03-3572-6811)

400_ITL1Dx1023

100%カシミアを使用する日本製の生地は、言うまでもなく軽く、やわらかく、そしてラグジュアリーな光沢感が見どころに。ビーバー加工によって、見た目にも暖かさを誇示する。縫製は、すべて日本国内のファクトリーにて行われる。
¥140,000/五大陸(オンワード樫山 お客様相談室 03-5476-5811)

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

←第5回 ダーバン

Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Tomohiro Saitoh(GLOVE)
Hair & Make-UP:Ryo(COME HAIR)
Text:Masafumi Yasuoka(BEARD MAN)

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. バーバリー、バブアーに次ぐ人気爆上がり中の英国老舗ブランド、バラクータ。<br>春アウターに最適の一着をビームスで発見!<br>ファッショントレンドスナップ 211

    バーバリー、バブアーに次ぐ人気爆上がり中の英国老舗ブランド、バラクータ。
    春アウターに最適の一着をビームスで発見!
    ファッショントレンドスナップ 211

    カジュアルウェア

    2025.04.02

  2. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>エルメスをまとう。【25年春夏】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    エルメスをまとう。【25年春夏】

    週末の過ごし方

    2025.04.07

  3. 内野聖陽、味わいが増す逸品と共に<br>味な男と、トッズの肖像。【後編】

    内野聖陽、味わいが増す逸品と共に
    味な男と、トッズの肖像。【後編】

    カジュアルウェア

    2025.04.04

  4. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>サンローランをまとう。【25年春夏】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    サンローランをまとう。【25年春夏】

    週末の過ごし方

    2025.04.08

  5. 内野聖陽、味わいが増す逸品と共に<br>味な男と、トッズの肖像。【前編】

    内野聖陽、味わいが増す逸品と共に
    味な男と、トッズの肖像。【前編】

    カジュアルウェア

    2025.03.28

紳士の雑学