旬のおすすめ
男をつくるもの
部長の「名品」リスト【第5回】
2018.02.02
手に入れてよかったものとそうではないもの。線引きができるようになってきた。これからのビジネスマン人生をともに歩みつづける、「名品」をリストアップ。少しの背伸びが、男を高める。それが正しいことは、もう承知している。
ルイ・ヴィトンのブリーフケース
モノグラムの印象が強いものの、ルイ・ヴィトンには控えめで、洗練されたレザーアイテムがそろう。「ユタ・ライン」のブリーフケースは部長世代におすすめしたいブリーフケース。型押しを施したしなやかなレザーで、グランドキャニオンの谷間の水流を表現したというネイビーの発色が美しい。
ビジネススタイルの革小物はブラックがベターという見方が大勢を占めるが、ネイビーというカウンターが洗練を呼び込む。いつもの着こなしも見違える。
グランサッソのニットベスト
ウォームビズという言葉を聞かなくなったが、その理念に賛同し、実践しつづけたい。お気に入りのスーツにダブルブレストのニットベストをプラスして。ただの厚着ではない、洒脱な着こなしに導く。今シーズンは英国調の3ピーススーツがトレンド。ニットベストはその流れの延長線上に位置する。ぽっこり腹を隠す、裏テクでもある。
大澤鼈甲(べっこう)のべっ甲ボタン
ひと手間で見違えるほどすてきになることがある。たとえば、ブレザーのボタンのカスタマイズ。メタルをべっ甲に取り替えてみる。そもそも天然素材であるべっ甲は、一つひとつ色が異なる。つまり、まさに世界で一着だけのパーソナルなブレザーとなるわけだ。着るたびに、ハンカチーフでボタンをさっと拭く。そんな仕草にもあこがれる。
掲載した商品は全て税抜き価格です。
Photograph:Osami Watanabe
Styling:Masayuki Sakurai
Hair & Make-up:Masayuki(The VOICE)
Edit & Text:Kenji Washio