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男をつくるもの
部長の「名品」リスト【第5回】

2018.02.02

男をつくるもの<br>部長の「名品」リスト【第5回】

手に入れてよかったものとそうではないもの。線引きができるようになってきた。これからのビジネスマン人生をともに歩みつづける、「名品」をリストアップ。少しの背伸びが、男を高める。それが正しいことは、もう承知している。

ルイ・ヴィトンのブリーフケース

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小ぶりながらA4書類がしっかりと収まるサイズで、外側に必需品を出し入れしやすいファスナーポケットがある。ショルダーストラップが付属。ブランドイニシャルはあくまでも控えめに配されている。縦27.5×横37.5×幅7.5㎝。バッグ¥300,000、コート¥336,000、スーツ¥384,000、シャツ¥62,000、タイ¥23,000/すべてルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854)

モノグラムの印象が強いものの、ルイ・ヴィトンには控えめで、洗練されたレザーアイテムがそろう。「ユタ・ライン」のブリーフケースは部長世代におすすめしたいブリーフケース。型押しを施したしなやかなレザーで、グランドキャニオンの谷間の水流を表現したというネイビーの発色が美しい。
ビジネススタイルの革小物はブラックがベターという見方が大勢を占めるが、ネイビーというカウンターが洗練を呼び込む。いつもの着こなしも見違える。

グランサッソのニットベスト

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素材はウール100%。しっかりした厚みのある編み地。アームホールや前合わせの角度、丈の長さにこだわることで、ベストなバランスを追求した。¥30,000/ グランサッソ(ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686)

ウォームビズという言葉を聞かなくなったが、その理念に賛同し、実践しつづけたい。お気に入りのスーツにダブルブレストのニットベストをプラスして。ただの厚着ではない、洒脱な着こなしに導く。今シーズンは英国調の3ピーススーツがトレンド。ニットベストはその流れの延長線上に位置する。ぽっこり腹を隠す、裏テクでもある。

大澤鼈甲(べっこう)のべっ甲ボタン

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文京区千駄木に店舗を構える大澤鼈甲は、自社工房でべっ甲製品を手がける。このボタンは茨甲(バラコウ)と呼ばれる種類を用いている。大ボタン各¥8,000、小ボタン各¥4,000/大澤鼈甲(大澤鼈甲 03-3823-0038)

ひと手間で見違えるほどすてきになることがある。たとえば、ブレザーのボタンのカスタマイズ。メタルをべっ甲に取り替えてみる。そもそも天然素材であるべっ甲は、一つひとつ色が異なる。つまり、まさに世界で一着だけのパーソナルなブレザーとなるわけだ。着るたびに、ハンカチーフでボタンをさっと拭く。そんな仕草にもあこがれる。

掲載した商品は全て税抜き価格です。

部長の「名品」リスト【第4回】はこちら

部長の「名品」リスト【第6回】はこちら

Photograph:Osami Watanabe
Styling:Masayuki Sakurai
Hair & Make-up:Masayuki(The VOICE)
Edit & Text:Kenji Washio

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