週末の過ごし方
熟したトマトの風味を生で「トマトとモッツァレラのサラダ」
[長尾智子 料理の歳時記]
2018.06.05
食材は旬の時期にいただくのがいちばん。出盛りの食材をいかにおいしく料理するか。料理研究家の長尾智子さんに教えていただきます。
夏の食材『トマト』
夏野菜の代表格。味をつけずにそのまま食べてもおいしい。
火を入れれば、うまみが増して肉や魚のソース代わりにもなる。
「切って盛り合わせるだけのサラダです。トマトにあらかじめ塩を振って味をなじませ、冷蔵庫でよく冷やしたり、チーズを手でちぎったり。ほんの少しの手間で、ひと味違った特別なサラダになります。レモンは必ず搾りかけて。味が引き締まりますよ」
<レシピ>
材料(3~4人分)
トマト 中3個
モッツァレラチーズ 2個 (1個 125g)
バジル 2本
塩 少々
オリーブ油 約大さじ2
レモン汁 約1/4個分
<作り方>
1. トマトはヘタを取り、横に4~5mmの厚さに切る。
2. 1を大きめの器に並べ、全体に塩を振る。レモン汁を数滴ずつ全体に落とし、冷蔵庫で冷やす。
3. 食べる直前に2を取り出し、モッツァレラチーズを小さめに手でちぎって載せる。バジリコの葉を細かくちぎりながら散らし、オリーブ油をスプーンで全体に回しかける。
プロフィル
長尾智子(ながお・ともこ)
フードコーディネーター。レシピのみならず、調理道具、器、食文化全体を大きくとらえた独自の世界観が、性別を問わず支持を集める。『食べ方帖』(文化出版局)など著書多数。食卓上の楽しみを通販サイト「SOUPs」にて提案。こちらは被災地支援としても活動中。
https://soup-s.shop
Photograph : Masanori Akao
Food Coorditate : Tomoko Nagao
Edit : Mika Kitamura