週末の過ごし方

なすのフライ チーズ風味
[長尾智子 料理の歳時記]

2018.09.28

なすのフライ チーズ風味<br>[長尾智子 料理の歳時記]

食材は旬の時期に味わうのがいちばん。出盛りの食材をいかにおいしく料理するか。料理研究家の長尾智子さんに教えていただきます。

秋の食材『なす』

なすの出盛りは夏から初秋にかけて。
特に秋なすと呼ばれるものは、味がよく、種も少なく、実が引き締まっておいしい。癖のない味なので、焼く、煮る、蒸す、揚げる──どんな調理法でも合い、和洋中問わず広く使える。原産地はインド東部。

「フライの衣はなるべく細かく。カラリと軽く仕上がります。フライパンの底から1㎝くらいの深さに、油を入れて揚げ焼きに。油は足りなくなったら適宜足しましょう。油の処理の面倒がないので、この方法は気軽でおすすめです

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<レシピ>
材料(約4人分)
長なす 2本(普通のなすなら3本)
ペコリーノチーズ 約30g
パン粉 大さじ山盛り3
卵 1個薄力粉 約大さじ2
塩 少々
オリーブ油 80ml~100ml

<作り方>
1. なすはへたを取り、厚さ2㎝の輪切りにする。振るった薄力粉、溶き卵、袋に入れてもむようにして細かくしたパン粉をそれぞれバットに入れる。揚げる前に入れておくためのバットも用意する。

2. なすの切り口を1の薄力粉につけて余計な粉を払う(最初に全部粉だけつけておくといい)。次に卵液、パン粉の順につけたらバットに並べる。フライパンにオリーブ油を1㎝ほどの深さまで入れる。

3. 2の油を弱火で温め、なすを並べ入れる。中火で下側がこんがりしたら上下を返し、足りなければオリーブ油を適宜足しながら、揚げ焼きする。キッチンペーパーに取って油を切ってから器に並べ、塩を軽く振ってチーズをおろしかける。

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▼なすとアンチョビのディップ

▼なすとブルーベリーのマリネ

プロフィル
長尾智子(ながお・ともこ)
フードコーディネーター。レシピのみならず、調理道具、器、食文化全体を大きくとらえた独自の世界観が、性別を問わず支持を集める。「食べ方帖」(文化出版局)など著書多数。食卓上の楽しみを通販サイト「SOUPs」にて提案。こちらは被災地支援としても活動中。
https://soup-s.stores.jp/

Photograph : Masanori Akao
Food Coorditate : Tomoko Nagao
Edit : Mika Kitamura

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