腕時計

魅力の中価格帯!!
「TUDOR(チューダー)」日本に正式上陸
[男の服飾モノ語り]

2018.11.27

山本晃弘 山本晃弘

日本ロレックスが、10月31日から「チューダー」ブランドの正式展開を開始した。時計業界のビッグニュースである。

ロレックスの創業者ハンス・ウイルスドルフがつくった「チューダー」は、かつて「チュードル」という日本式の呼び名で人気を博したブランド。70年代の後半以降は、並行輸入のみとなっていた。

日本ロレックスの担当者は、「チューダーの並行輸入やビンテージ時計の人気も高く、メンテナンスに持ち込まれる件数も増えており、お客さまときちんと付き合っていく必要があると考えた」「自社製ムーブメントの搭載などで、時計のデキもよくなってきた」と、正式上陸の理由を語る。

  • 400_black_fabric_black_FF
    200メートル防水、ファブリック・ストラップの「ブラックベイ フィフティエイト」。32万円(税抜き)
  • 400_M79830RB-0001_black_72060_FF
    24時間表示のGMT機能。200メートル防水、SSのブレスレットの「ブラックベイGMT」。38万円(税抜き)

コンセプトは、確固たる品質と先駆性を備えた腕時計。中価格帯でありながら、ロレックスで積み上げてきた高い技術が盛り込まれている。ある時計評論家は、「同価格帯の他ブランドと比較すると、クオリティーがとても高いことに驚かされる」と評する。

「見せるために腕時計をつけるのではなく、品質とスタイルを重視するユーザーを顧客と考えている」と、ブランド担当者は言う。

フランスやアメリカの海軍に使用された実績があり、耐久性と実用性が高いこともブランドの特徴。“ファブリック・ストラップ”と呼ばれる布製のベルトなどにも、DNAが感じられる。

昨今の腕時計マーケットでは、超高価格か低価格のものが売れている。ポッカリと空いた30~40万円台の中価格帯市場を、満を持して上陸した「チューダー」が席巻すると予想する関係者は多い。
「こだわりの派のお客さまが多いことを想定して、最初に展開する期間限定のポップアップ店から常設店に移行して、狭く、深く、しっかりとやっていきたい。ユーザーの顔が見えないEコマース(通信販売)の予定はない」

どうやら、本気である。

プロフィル
山本晃弘(やまもと てるひろ)
AERA STYLE MAGAZINE編集長
「MEN’S CLUB」「GQ JAPAN」などを経て、2008年に朝日新聞出版の設立に参加。同年、編集長として「アエラスタイルマガジン」をスタートさせる。新聞やWEBなどでファッションとライフスタイルに関するコラムを執筆する傍ら、幅広いブランドのカタログや動画コンテンツの制作を行う。トークイベントで、ビジネスマンや就活生にスーツの着こなしを指南するアドバイザーとしても活動中。初の執筆書籍「仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。」を、3月16日に刊行した。

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