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7つの視点で選ぶ。
男を格上げする「贅沢品」
視点6 整える
2018.12.17
もう中途半端なものはいらないのではないか。身につけた自分が輝く姿を想像できるような特別なものにだけ惹(ひ)かれる。それは、現代の贅沢品。上質な素材がもたらす肌触りや優れた機能性による快適さなど、7つの視点でいま欲しいものをリストアップした。贅沢品を、自分を磨き上げるためのひとつの手段と考えれば、必要なものが見えてくるに違いない。手にすることで得られる高揚感、それは明日からの活力ともなる。
手に入れた瞬間から、モノは劣化が始まると言っても過言ではない。つまり美しさや快適さを保ち、贅沢品を贅沢品としてキープするには、日々のメンテナンスが重要ということ。そして贅沢品を整えるメンテナンスグッズも、やはり信頼のおける最高峰のモノを吟味したい。そして小まめに手間をかけるのが肝心だ。そう、贅沢品とは一朝一夕には手に入らない。
<NAKATA HANGERのハンガー>
スーツは人が着た際、体に沿って美しく見せる立体的フォルムを備えている。ゆえに平面的なハンガーで保存すると型崩れを起こしてしまう。その点、ナカタハンガーのスーツ用ハンガーは、人間工学に基づく立体フォルムがスーツにフィットし、型崩れを防ぐ。肩形状に沿ったラインのシャツハンガーや、パンツをしっかりと挟んでつるせるパンツハンガーと併せて用いれば、美しいスーツスタイルをキープできる。木目の美しいヨーロッパ産のブナ材を使用。
<ISHIKAWAのブラシ>
スーツのメンテナンスに最も有効とされているのが、ほこりや汚れを落とす日々のブラッシング。だが、高級スーツほど生地が繊細ゆえ、ブラシも吟味すべきだ。イシカワの洋服ブラシは天然の油分がスーツを良好に保つ馬毛のなかでも、尾脇毛という希少な毛を厳選。柔軟性とコシを兼備し、ほこりをしっかりかき出しつつも生地は傷めない。通常のスーツ用に加え、手間をかけて毛をより滑らかに仕上げたデリケートな素材用が用意されている。
<SAPHIR NOIRのシューケアセット>
美しい革靴もメンテナンスを怠ると台なしなばかりか、曇った靴はビジネス上の信用を損なう場合もある。最高峰のシューケアブランドとうたわれる、フランスはサフィールノワールのデラックスハイシャインセットでこまめにケアすれば、美しく輝く靴に取引先も一目置くはず。伝統のレシピで美しいつやを与える靴クリームや高級木材ブビンガウッド製ブラシなど、必要な道具一式が専用ボックスに収められ、玄関に置いておいても絵になる。
Photograph:Osami Watanabe
Styling:Masayuki Sakurai Akihiro Mizumoto
Hair & Make-up:Masayuki(The VOICE)
Text:Yasuhiro Takeishi(City Writes)
Edit:Kenji Washio