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スーツ姿にノーネクタイはあり?
ポイントになるのは襟型!

2023.08.03(最終更新:2023.09.21)

スーツ姿にノーネクタイはあり?<br>ポイントになるのは襟型!

スーツを格好よく着こなすためには、シャツ選びが肝心です。いつも同じシャツを選んでしまいがちの理由は、どの襟型を選んでどう着こなせばいいのか、判断に困ることがあるかもしれません。この記事では襟の種類とおしゃれに着こなすためのポイントを解説します。

目次
  1. シャツの襟の種類
    1. レギュラーカラー
    2. セミワイドカラー
    3. ボタンダウンカラー
    4. ドゥエボットーニカラー
    5. スタンドカラー
    6. ホリゾンタルカラー
    7. イタリアンカラー
    8. タブカラー
    9. ラウンドカラー
    10. ウィングカラー
  2. シャツとスーツを合わせる時のポイント
    1. スーツにふさわしいシャツの襟型を、シーン別に着こなす
    2. シャツの生地を厳選し、スーツの印象を格好よく決める
    3. スーツに適した、着心地のいいシャツ素材を合わせる
    4. 清潔感のある白シャツは、ビジネススーツの王道
    5. 色柄シャツで、スーツの着こなしに個性をプラス
    6. 適正なサイズのシャツで、スーツを美しく着る
  3. シャツの黄ばみを落とすテクニック
    1. 程度が軽い黄ばみには、食器用洗剤
    2. 色落ちせずに黄ばみが落ちる、酸素系漂白剤
    3. 重曹と食器用洗剤、漂白剤のコンビネーション
    4. シャツの黄ばみは、日々のお手入れで防止できる
  4. まとめ
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シャツの襟は自然と視線を集める大事なパーツ。襟のデザインによって、顔映りの印象が変わります。ここでは、代表的な襟の形10種類の特徴や、着用シーンなどを詳しく紹介していきます。

レギュラーカラー

レギュラーカラーは、その時代の定番。流行によって襟羽の開き角度が変わりますが、一般的な角度だと70〜90度と狭いため、きちんとした誠実な印象を与えます。喉元から襟先の長さは70〜75mm、襟台の高さは30~38mmとされています。

ビジネスからフォーマルまでTPOを問わず、どんなシーンでも活躍できる襟の形です。合わせるジャケットやネクタイのデザインも自由度が高いので、レギュラーカラーは気軽に着用できるシャツとして1着は持っておくと便利でしょう。

ただし、レギュラーカラーのシャツは、ネクタイを合わせるのが必須。ネクタイを締めないと、首元がだらしない印象になるので気をつけたいものです。結び方は、プレーンノットで軽やかにまとめるのがポイント。

セミワイドスプレッド

英国的な形式のセミワイドカラーはトレンドに左右されない優雅なデザイン。別名、イングリッシュスプレッドカラーシャツと呼ばれます。襟羽の開き角度は90〜100度で、ほどよい開きがあるため首元がスッキリして見えます。レギュラーカラーと同様、ビジネスからフォーマルシーンまで着わましできるドレスシャツです。スマートな印象を与え、若いビジネスマンに人気の細身スーツと相性がいいことから、最近人気を高めている襟型です。

セミワイドカラーはタイドアップだとエレガントな印象。ネクタイの結び方は、若干ボリュームのあるセミウィンザーノットでもいいですが、一般的なプレーンノットのほうが、結び目が小さくバランスが取りやすくなります。

ボタンダウン

英国のポロ競技選手のシャツからきっかけを得て、アメリカでボタンダウンカラーシャツが商品化されました。襟の先端にボタンホールが開き、身頃のボタンを留める仕様で襟立ちがいいので、ノーネクタイで着用できます。きちんと感を出したいクールビズやビジカジスタイル、そして普段着にもおすすめです。スポーティーでカジュアルな襟型のため、フォーマルシーンや大事な場面での着用は避けましょう。

ボタンダウンの魅力は襟先のロールにあるので、形を美しく保つために襟先のボタンは必ず留めます。ネクタイを締める場合、シャツのボタンは全て留めるようにすると首元がまとまります。ノーネクタイのときは第1ボタンをはずすと、首まわりがキレイに見えて清潔感がアップ。

ドゥエボットーニ

ドゥエボットーニとは、イタリア語で2個のボタンという意味。ドゥエボットーニカラーは、台襟にボタンが2個付き、襟が高く作られている形のことを言います。

本来はネクタイを合わせるように作られたシャツですが、ボタンをはずしても襟立ちがいいのが特徴で、ノーネクタイで着られます。ネクタイをはずす場合は、ボタンを開けてVゾーンをスッキリさせるとクールな装いに。

襟が高く、襟先のボタンを留めるとシャツの首元が立体的になり、首まわりがきれいに見えるため、首の細さや長さが気になる方に向いているデザインです。

ネクタイを締める場合は、結び目が大きくて首まわりが華やかになるダブルノットを選ぶとバランスが取れます。

スタンド

スタンドカラーはシャツの原形。台襟のみで襟の折り返しがないため、首まわりが丸いシルエットとなり、やわらかくスマートな印象を与えます。ネクタイを締めないので、ビジネスシーンでの着用は避け、カジュアルな場面で着るのがベスト。基本的にボタンはすべて留めますが、第一ボタンをはずしてラフに着るとおしゃれです。ジャケットをはおって、バンダナやスカーフを襟の内側にインして着こなすとセンスアップ。

スタンドカラーよりも襟の高さが低く、首まわりに帯状の襟が付いている襟型をバンドカラーと言います。バンドカラーやスタンドカラーは襟羽がない分、首まわりがスッキリして軽快かつ着まわしが利くので、いつものシャツに変化を加えたい方にぜひ取り入れていただきたいシャツです。

ホリゾンタル

襟羽の開きが180度で水平線のように一直線のラインということから、ホリゾンタルカラーと呼ばれています。また、襟が190度以上に開いたものは、襟先をカットしたように見えることから、別名カッタウェイと呼ぶこともあります。

襟の開き角度が大きいホリゾンタルカラーに似合うネクタイは太め。襟元から結び目以外の部分が見えないように、結び目の大きいウィンザーノットやセミウィンザーノットがおすすめです。

ホリゾンタルカラーは、上品なデザインなのでフォーマルな場にふさわしく、ビジネスシーンはもちろん、ノーネクタイでカジュアルにも着用できます。ノーネクタイでボタンをはずしても、襟の開きが広いため、襟が外側にきれいに収まるので華やかに決まります。

イタリアン

南イタリア発祥。台襟がなく、襟と前身頃が1枚仕立てとなっている襟型なのでワンピースカラーとも呼ばれます。ノーネクタイで着用するように作られ、第一ボタンをはずして襟を開くと、首まわりにきれいなVゾーンができてセクシーです。襟が美しくロールして華やかなので、クールビズやジャケパンスタイルなどビジネスシーンで活躍します。

結婚式の二次会などセミフォーマルなシーンでは、シャツの首元にアスコットタイを差し込み、ジャケットを着用して品よくまとめると好印象に。イタリアンカラーは、デニムやニットなど砕けたアイテムと合わせても調和が取れるので、着こなし方次第で、大人の魅力を引き出すおしゃれが楽しめます。

タブ

左右の襟に付いたひもをつなげる形状で、ループをボタンに留める「ループタブ」とスナップボタンを留める「ホックタブ」の2種類あります。襟を固定したまま、タブの上からネクタイを締めることでノットを持ち上げて立体的に見せます。

タブカラーシャツはネクタイを締めて着用するので、ネクタイのデザイン選択と結び方がこのシャツを着こなすポイントです。両襟をひもで引いていてネクタイの収まる部分が狭いので、小さい結び目のプレーンノットが合います。ナロータイも相性はいいのですが、カジュアルな場面向き。ビジネスでは、普通幅の7〜9mmのネクタイを選びましょう。襟まわりが無駄なくまとまった襟型なので、ネクタイをきっちり結ぶとVゾーンが綺麗に収まります。

ラウンド

襟先を丸くカットしている襟型。小さく丸く襟先をカットしたものは、ラウンドチップカラーと呼びます。丸みのある襟のデザインは、やわらかくて優しい印象を与えます。ただ、丸顔の方は輪郭が強調されるため、着用の際は注意しましょう。

かわいらしい遊び心あふれる襟型なので、カジュアルなシーンが最適です。ノーネクタイでも着られるので、クールビズやビジカジスタイルに取り入れるのもおすすめですが、フォーマルなビジネスシーンでの着用は避けます。タイドアップなら、ナロータイやニットタイなどカジュアル感のあるネクタイを合わせると、格好よく決まります。

ウイング

襟先が前に三角形に折れ、鳥の翼のように見えることからウィングカラーと呼ばれます。襟全体が立ち上がっていることから、襟高、立襟と呼ぶ場合も。古くからフォーマルなシーンで着用され、タキシードやモーニングスタイルに合わせます。襟の折り返しがほとんどないので、位置を固定するために襟の後ろに背テープというひもが付いていて、ここにネクタイを通すことで、形をキレイに保ってくれます。

前身頃にプリーツが入っているデザインやダブルカフスタイプなど、お祝いの席にピッタリで、華やかなウィングカラーシャツもあります。場面によって使い分けるのもおしゃれです。合わせるネクタイは、アスコットタイやちょうネクタイが相性抜群。アスコットタイは昼の正礼装、ちょうネクタイは夜の正礼装で使い分けましょう。

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正しいシャツ選びは、スーツの着こなしを美しく見せるために大変重要です。ここでは、シャツのサイズや生地、素材などの選び方から、スーツとのコーディネート時のチェックポイントを解説していきます。

ビジネスの場面でタイドアップに合うのは、レギュラーカラーやセミワイドカラー。

レギュラーカラーは、最も基本の襟型でスーツスタイルを選びません。セミワイドカラーは、襟羽の開きが適度なため、首まわりがスッキリして品格を感じさせます。

クールビズには、ネクタイを締めなくても襟の形が美しいホリゾンタルカラーやボタンダウン、ドゥエボットーニカラーがいいでしょう。ホリゾンタルカラーは、個性を出したい方におすすめ。襟羽の開きがとても広く、襟のサイズが小さいので、第一ボタンをはずしても爽やかです。襟元が華やかなボタンダウンは、カジュアルなので抜け感のあるスーツスタイルになります。ドゥエボットーニカラーは、襟が高くVゾーンが鋭く見えるのでノーネクタイでもスタイリッシュに着こなせます。

フォーマルな場面では、ウィングカラーやタブカラーを選びます。ウィングカラーは主に格式の高い正装として着用され、普段使いがほとんどない特別な襟型です。結婚式の二次会やパーティーでは、ネクタイを立体的にするタブカラーを選ぶと、凛々(りり)しくエレガントな印象を与えます。

生地の織り方でシャツの風合いが変わるため、生地によってスーツの着方や場面が異なります。スーツに合わせる生地は、 ブロード、オックスフォード、ツイル、シャンブレーを選べば間違いないでしょう。

ブロードは平織りの生地。表面に光沢があり上品で最もフォーマル度が高いので、正装として着用されます。ビジネスシーンでは、ホワイトかサックス色の無地で合わせると清潔感が出て誠実な印象に。オックスフォードは厚地で光沢があり肌触りがやわらかく、主にボタンダウンシャツに使用されます。通気性がいいので夏に向いているカジュアルな生地です。

ツイルは綾織のことで、表面が斜めの畝状に見えるのが特徴。光沢がありやわらかく、伸縮性があるため、シワになりにくい生地です。ビジネスシーンなど正式な場で着るのに適しています。シャンブレーは綿素材で織られることが多く、経糸に色糸、緯糸に白糸を使用して織るので、霜降り状の風合いが出て、ほかの生地とは違う味わいがある生地です。淡い色がとても爽やかで、明るく清潔感がありおしゃれで、サラッとして涼しい生地なので、クールビズでも活躍します。

スーツを着用するときのインナーのシャツ素材は、綿、麻、ポリエステルの3種類を選びましょう。綿は、やわらかくやさしい手触りの天然繊維で、シャツの素材として多く使われています。通気性、吸湿性があるので夏は涼しく快適に着られ、高い保温性もあるため、冬も安心して着られます。オールシーズン着用可能で重宝する素材です。ただ綿は、シワになりやすく乾きにくいので、アイロンがけの手間など洗濯後のお手入れが必要となります。

麻は耐久性に優れた天然繊維。生地の目が粗く、通気性が高く風を通します。吸湿性と放湿性もあり、肌に密着せずサラサラして汗が乾きやすいので、夏向きの素材です。麻100%のシャツはカジュアルすぎるため、綿混紡の素材を選ぶとスーツとマッチしやすくなります。

化学繊維のポリエステルは軽くて丈夫、縮みにくいのでシワになりにくいという特徴があります。表面は少し光沢感があり、肌触りはツルツルしています。吸湿性と通気性は低いです。他繊維との混紡に用いられており、綿と混紡されたシャツをよく見かけます。防シワ性が高く、すぐ乾くので手入れも簡単な素材です。

スーツスタイルに欠かせない白シャツ。実直で誠実な印象を与え、コーディネートのしやすさから、スーツのコーディネートで一番人気の色です。特にシンプルな無地の白シャツは、ジャケットとネクタイの色柄を気にしなくていいので、着まわし力抜群です。グレーのストライプやネイビーのスーツに、赤や青の明るい色柄のネクタイと合わせるとおしゃれです。無地の白シャツと無地ネクタイは平凡になりがちなため、ネクタイに色柄を入れてアクセントを付けるのが着こなしのポイント。

白シャツの襟型は、ビジネスシーンではレギュラーカラーかセミワイドカラーを選びます。レギュラーカラーは冠婚葬祭などフォーマルなシーンでも着用できて便利。セミワイドカラーは最近の定番となりつつある襟型です。襟が適度に開いて首まわりがきれいで、スッキリしたスタイルが好印象に。

手入れは、クリーニングまたは洗濯後には必ずアイロンをして、パリッとした白シャツを常に着用します。白シャツがヨレヨレの状態だと、だらしなく不潔なイメージとなってしまい、せっかくの白シャツのいい点が生かされません。シワのない美しいシャツを着て、安心感や信頼感を相手にアピールしましょう。

柄は、ストライプとチェックを合わせます。ストライプは、縞幅が狭くなるほどフォーマルで、ピンストライプやペンシルストライプのシャツだと知的な印象に。ロンドンストライプも凛々(りり)しさが出ておしゃれです。ネクタイは無地、ドット、ストライプ柄で、色は同系色で合わせるとまとまりが出ます。チェックシャツは、ギンガムチェックが一般的。チェック柄はシャツ自体にインパクトがあるので、ネクタイは無地のシンプルなものを合わせると浮きません。ドットやストライプ柄の組み合わせも可能ですが、シャツとネクタイの柄の大きさやバランスに注意が必要です。また、スーツに柄シャツを合わせるときは、スーツまたはネクタイに無地を取り入れると柄がぶつからず、調和が取れます。

色は、サックスブルーやピンクを。爽やかなサックスブルー色のシャツは、白に続く人気の色です。スーツは明るめのグレーやネイビー、ネクタイは緑、青、グレー系がマッチ。ピンクのシャツは、若々しくやわらかい印象を与えます。ブラウンやグレーのスーツに、ワインレッド、ピンク、グレー系のネクタイを合わせて統一感を演出しましょう。スーツ、シャツ、ネクタイの組み合わせで使用する色は、3色以内に抑えるのがポイントです。

スーツを着こなすためには、正しいシャツのサイズを知ることが重要です。首まわりのサイズは、首まわりのゆとりが大きいと不格好になり、小さいとネクタイを締めたときにきつくなってしまいます。最適なサイズは、首まわりの実寸にプラス2〜3cm(指1〜2本分)を目安に選びます。

袖丈(裄丈)は、スーツの袖からシャツが1〜2cm見えるときれい。裄丈は、襟中心から肩の線に沿い、袖口先端までの寸法のことを言い、実寸プラス2〜4cmが理想の長さです。ジャケットを手首のくるぶしに袖丈を合わせておくと、シャツの袖丈の長さが選びやすくなります。シャツの全体のシルエットを決める身幅のサイズも大切です。身幅のサイズは好みがありますが、大きすぎると、スーツの中がダブついて格好悪いので、バスト実寸15〜20cm、ウエスト実寸10〜15cmのジャストサイズを基準に選びます。サイズが合わないシャツは、余計なシワが出て着崩れの原因となりますので、ピッタリと合ったサイズで、スーツの着こなしをスタイリッシュに決めましょう。

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シャツの黄ばみの原因は、皮脂汚れが蓄積して酸化したことにあります。この黄ばみは、コツをつかめば簡単に落とせます。毎日着るシャツを清潔な状態に保てるように、自宅できる黄ばみの落とし方を見ていきましょう。

汚れの原因は皮脂なので、油を落とすのに適している食器用の中性洗剤を使用します。まず、シャツの黄ばんだ箇所を、お湯または水でしっかり濡らします。そして直接黄ばみに食器用洗剤をつけ、やわらかい歯ブラシでやさしくこすり、泡立たせながら汚れをかき出すようにブラッシングをして、黄ばみを浮き上がらせます。このとき、生地を傷めないように注意します。その後、すすぎ洗いでしっかり洗剤を落とし、乾燥させて終わりです。食器用洗剤で落とすのに向いている汚れは、色が付着してから間もない場合や簡単な黄ばみです。

酸素系漂白剤は液体と粉末の2タイプあります。液体は簡単な汚れに向いていて、ウールやシルクなどのおしゃれ着にも使用可能。お湯に溶かさずそのまま使える点が便利です。直接、黄ばんだ部分に酸素系漂白剤の液体をつけて、いつもどおり洗濯するだけで完了します。

洗浄力が高い粉末は、頑固な黄ばみを落としたいときに使用。洗面器などに40℃のお湯を入れ、粉末の酸素系漂白剤をお湯に溶かします。そして黄ばんでしまった衣類を入れ、20〜30分のあいだ漬け置きします。その後、洗浄液と衣類を一緒に洗濯機に入れて洗濯。漬け置きの時間が長くなると、衣類の繊維が傷むので注意が必要です。酸素系漂白剤は、色柄物の衣類でも、色落ちせずに汚れだけ落としてくれます。

重曹は弱アルカリ性なので、酸性の皮脂汚れを落とすのに最適です。重曹とは別の特徴をもった洗剤や漂白剤と混ぜて、相乗効果でガンコな黄ばみ汚れを落とします。まずは、食器用洗剤を混ぜる方法です。重曹と食器用洗剤を1:1の割合で混ぜて、ペースト状にします。黄ばんだ箇所に、そのペーストを塗って歯ブラシでこすります。その後、5分〜10分置いてペーストはついた状態のまま洗濯して干します。食器用洗剤は油を溶かし、重曹が汚れを分解して黄ばみを落とします。

次に、酸素系漂白剤を混ぜた方法です。40℃の少量のお湯に、重曹と漂白剤を1:1で混ぜてペーストを作ります。黄ばんだ箇所にペーストを塗って、アイロンのスチームを当てて黄ばみを落としていきます。最後に、洗濯機で洗います。重曹に酸素系漂白剤を混ぜることで、長い間落とせなかった黄ばみを落とすことが可能です。

シャツが黄ばんでしまう前に、こまめにお手入れをするだけで、黄ばみを防ぐことができます。皮脂汚れを落とすのに最適な水温は40℃のため、お湯で洗濯するのがオススメです。入浴剤を使用していないお風呂の残り湯などを再利用して、シャツを洗うと水道料金の節約になります。黄ばみやすい襟や袖をお湯で部分洗いするだけでも防止効果があるので、残り湯が足りないときや時間がないときは、この方法がピッタリです。

洗濯して乾いたシャツに、ベビーパウダーや衣類用テープ、スプレー式洗濯糊を付けるとさらに予防できます。ベビーパウダーは、皮脂を吸収してシャツと肌の密着を防ぐので、生地が黄ばみにくくなるのです。衣類用テープやスプレー式洗濯糊もそれぞれが生地を覆って肌と直接触れないことで黄ばみを防いでくれます。

スーツに合わせるシャツの襟型は、着用する場面とネクタイの有無によって選び方が変わってきますが、そのポイントを押さえれば、与える印象が襟の種類によって異なるので、表現したいイメージに合わせて自由自在にコーディネートを楽しめます。さらに、シャツの素材や色柄のデザインに、こだわりを持たせて変化を加えるとおしゃれ度がアップします。新しい襟型のシャツを取り入れて、いつもとは違う着こなしを試してみてはいかがでしょうか。

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