カジュアルウェア
テレワークに適した服装とは?
在宅勤務のWEB会議で好印象を与えるコーディネートを解説
2021.10.28
SUNSPEL(サンスペル)
「サンスペル」の前身であるThomas A Hill Ltdは1860年にイギリスのノッティンガムでアンダーウエアメーカーとして創業しました。1932年に社名をSea Island Textile Ltdに変更し、大恐慌などの世界情勢不安を背景として、国内向け高級アンダーウエアメーカーに路線を変更。1937年にサンスペルに社名を変更しました。アメリカのボクシングの試合を元に、イギリスでのトランクスの販売を開始したブランドでもあります。
2006年には映画『007/カジノ・ロワイヤル』に主演した俳優、ダニエル・クレイグ向けのポロシャツとTシャツを製作したことが話題となりました。アンダーウエアはもちろんのこと、Tシャツやポロシャツなど、コットン素材を主体としたさまざまなアイテムを展開しています。シンプルでありながらも着心地の良さにこだわったアイテムは、豊富な色展開も特徴のひとつです。
SLOANE(スローン)
日本発の「スローン」は、自分たちが着たときに心地良さが感じられるものを提供したいという思いをブランドコンセプトとして作られています。作り手に細かいニュアンスを伝えられるようにするだけで完成度が高くなるという考えのもとに、国内で生産を行っていることが特徴です。ユニセックスで着られることを目指していることもあり、日常使いに重宝しそうなベーシックなアイテム展開になっています。
メリノウールやシルク、カシミヤなど上質な素材にこだわったラインアップは、オフィシャルからカジュアルまでTPOを選ばずに着ることができそうです。ヴィヴィッドなカラーよりも抑えた色合いのアイテムが多いため、幅広い年代・性別の人に合わせやすいコレクションともいえます。
Cellar Door(セラー ドアー)
「セラー ドアー」は、北イタリアのヴェネト州にあるファクトリー、ヴェッタ社の若き3代目であるフィリッポ・ベッタニン氏が初めて発表した自社コレクションのネーミングです。ヴェッタ社は、「HERMÈS」や「TOM FORD」「ZEGNA」といった高級ファッションブランドのパンツの製作を手がけているファクトリーです。これまで手がけてきた数多くの実績、職人によって受け継がれてきた技術、歴史の積み重ねに裏打ちされた製品は、細部までこだわって製作されています。
近年では、「maison KITSUNE」や「THE GIGI」のパンツのサンプルの開発も担当した実績があります。スポーティーでありながら洗練されたデザインにより上品さも兼ね備えたパンツの数々は、大人が街で着用するパンツとしてふさわしいものです。
VIGANO(ヴィガーノ)
「ヴィガーノ」は、1900年代の初めにSartoria Viganoというブランド名で設立されました。すべてテーラーメイドで商品を製作。50~60年代ごろに工業化とパンツに特化した製造を行うことを決定、70~80年代には国外にもその高品質なパンツが紹介されるようになったのです。パンツの専門メーカーとして地位が不動のものとなった後、90年代にはファッション業界で有名な店舗から注目を集めるようになりました。現代においては高い縫製技術と最新のテクノロジーを駆使したブランドとして知られています。
ヴィガーノはオフィススタイルにマッチするウールのパンツはもちろん、素材にナイロンなどを用いたイージーパンツまで幅広く展開。ジャケットにも合う上品でスタイリッシュな見た目とはき心地のよさを兼ね備えていることも特徴です。
PT TORINO(ピーティー トリノ)
「ピィーティー トリノ」は2008年にトリノで誕生しました。数あるブランドのなかではまだ歴史が浅いブランドのひとつです。メンズの衣服においてパンツは最も重要なアイテムであるとするブランドコンセプトに基づき、パンツを専業とするメーカーです。ドレスパンツといえば、それまではクラシックなものしかありませんでしたが、そこに新しい風を吹かせたのがピーティートリノでした。幅広いデザインを採り入れ、それぞれのモデルごとにテーマを持たせ、独自の世界観を演出したのです。
パンツの可能性を広げるとともに、美しいヒップラインと脚長効果にこだわったシルエットを実現しました。時代の流れに沿うモダンで洗練されたパンツのラインアップを提案しています。ブランド名は、創業地であるトリノへの賛辞と究極のパンツづくりをするという信念を込めて名付けられました。
まとめ
在宅勤務をする際には家で仕事をすることが多いため、部屋着のまま仕事をしてしまう人は少なくないでしょう。しかし、部屋着のままではオンとオフの区別が付けにくい、突然WEB会議が開催されたときに服装を整えるのに時間がかかり焦ってしまうというデメリットがあります。オンとオフをしっかり分けるためには、自宅で仕事をする場合でも仕事用の服装に着替えることがポイントです。
襟付きのトップスや着心地の良いジャケットを用意しておけば、突然WEB会議が開催されたとしても慌てずにすみます。仕事用の服装は楽に着られて仕事がしやすいことはもちろん大切ですが、WEB会議に参加した際にきちんとしているように見えるという観点も重視して、適切なアイテムを選びましょう。