特別インタビュー

伊勢丹新宿店 メンズ館8階
オーカ・トランク店長 隅谷郁子さん
この人から買いたい、この一品

2021.12.17

写真・図版

日本の職人技術を受け継ぐ服。着る人によって表情を変えてくれます

実家は東京・赤坂の一ツ木通りに店を構える、テイラー&クロース。祖父はマッカーサー元帥のスーツを仕立てた隅谷太郎、父は美空ひばりや小林 旭といった昭和スターに衣装を提供してきた隅谷譲司です。兄が立ち上げた「オーカ」を手伝うため、事業に参画しまして、いまは伊勢丹新宿店をベースに、赤坂の店舗をはじめ日本橋三越本店、丸の内のイセタンサローネ メンズなどでも接客させていただいています。

若い頃は実家の店頭に立っていたので、いまも採寸ぐらいはできます。その後は結婚、子育てと主婦業に専念。ちょうど子育てもいち段落した頃、オーカ・トランクのスタートに合わせて復職しました。オーカ・トランクは誰もが気持ちいいと感じる柔らかな着心地を追求した素材だけを厳選して使っています。どれも日本の職人技術の賜物で、未来に遺していくべき貴重なレガシーでもあります。ここには、父や兄が守ってきた品質第一の考え方が、しっかりと継承されているのです。

よく言われるのは、オーカ・トランクは着る人によって表情を変えるということ。シンプルでベーシックな服だからこそ、素材のよさが引き立つし、着る人を引き立てくれるのだと感じます。仕立て服屋に生まれた私自身、洋服は流行のデザインより素材を重視することが多く、やっぱり気になります。いまも着られる20年前のコートは、良質な素材だからこそ。オーカ・トランクはまだ5年目ですが、これから先の未来にも着られる服だと思っています。

服屋の娘なのにモノトーンばかり着てしまいます(笑)。クロゼットの中身は白、黒、グレーばかり。あっても紺ぐらいで、暖色にはあまり縁がなく。これでも若い頃はミニスカにウェスタンブーツとか、渋カジみたいな格好もしていたんですよ。それでもモノトーンでしたけれど(笑)。そんな格好をしていても、父も自分が若い頃にもアメカジブームで、ベルボトムのジーンズをはいていたと笑ってくれました。

昔のようにハイウエストでシャツをインする着方がまたはやっているようですが、時代は回帰するんだなとようやく理解できるようになってきました。年齢とともに、着る服は変わっても、やっぱりまた着たくなる服ってありますよね。オーカ・トランクもそんな服でありたいと思っています。

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