特別インタビュー
伊勢丹新宿店 メンズ館1階 メンズアクセサリー
スタイリスト 星野聖人さん
この人から買いたい、この一品
2022.11.25
公私ともに革小物からスニーカーまでプレミアムなアイテムに夢中です
ドラッグストアの社員から転職して、今年で6年目。入社以来、メンズアクセサリーでスモールレザーを担当しています。
正直なところ転職するまでファッションには無頓着なほうで、服や小物にあまりこだわりはなかったです。そんな私が、あるとき接客するなかで身につけるアイテムの大切さを知るきっかけがありました。それは、お客さまから「足元はその人を写す鏡」と伺ったことです。その方は、私と同じぐらいの年齢だったのですが、装いのすべてがカッコよく洗練されていました。自分と同世代の言葉だったからこそ、心に響いたのだと思います。そのことがスニーカー収集にハマるきっかけとなりました。
休日や出勤前に、新作スニーカーの抽選販売に並ぶこともしばしば。履く用と保管用の2足買いすることもあります(笑)。そうして集めたプレミアムスニーカーは自宅に100足ほどになりました。所有するスニーカーのうちの半分、約50足ほどはナイキのジョーダンⅠです。じつは今日もジョーダンⅠ「タクシー」カラーを履いてきました。ファーストモデルのシカゴ・ブルズのカラー、赤×黒×白のモデルは持っていないのですが、近々登場するといううわさもあるのでマメに情報をチェックしています。
ほかにもゴローズのネイティブ・アメリカンジュエリーにも興味があるんです。先日、ようやく原宿のお店に入店することができて、念願だったフェザーのネックレスを手に入れることができました。先輩が持っていてカッコいいなと思ってから、どうやったら手に入るのだろうかとネットを調べまくって、入店方法を確認してと、かなり時間がかかりましたが、その分、手にしたときの喜びが大きく、一生大切にしようと思っています。
プレミアムブランドって、多くの人に支持されるだけの魅力があるんです。いま私が担当している売り場では、1875年に創業した英国の革小物ブランド、ホワイトハウスコックスを扱っているのですが、このブランドは来年150年近い歴史に幕を閉じることがすでに決まっています。使い込むほどに味わいが増す、革小物の良さを教えてくれるブランドなのですが、もう二度と手に入らないことで価値が上がるかもしれません。プレミアムブランドとして入手困難になる前に、ぜひ手に入れておくことをおすすめします。そのときは、ぜひスニーカーやゴローズなど、ほかのプレミアムブランドの情報も交換できればと思います。