お酒

赤坂珉珉
ギンギラギンにさりげなく、変わらぬ“うまい!”を求めて
マッチと町中華。【第1回】

2023.03.20

赤坂珉珉<br>ギンギラギンにさりげなく、変わらぬ“うまい!”を求めて<br>マッチと町中華。【第1回】

ラーメン、炒飯、餃子、中華丼、天津飯……。中国がルーツながら、日本のソウルフードとなった町中華。自らも「大好き」と語る近藤真彦が老舗2店で舌鼓を打つ。いつも熱い、決して気取らない、飽きることがない。日本人に愛され続ける魅力は、頰張るマッチにも通じている。

「ドラゴン炒飯、ニンニクが効いているけど食べやすい!」

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絶妙な焦げ目がついた餃子は肉の餡たっぷりで、冷えたビールとの相性も抜群。酢にたっぷりの胡椒を入れて試してみたい。酸味とピリっとした刺激で数枚の皿があっという間に空になる。¥660。

ビルの間に昔ながらの住宅が並ぶ乃木坂エリアで、どこか香港の下町を思わせる外観が異彩を放つ赤坂珉珉。知る人ぞ知る中華の名店として、ランチ、ディナーとも行列が途切れることはない。名物は肉汁たっぷりの餃子。もともと日本風の焼き餃子の草分けと言われる「珉珉羊肉館」の直系にあたるが、その味のみならず、胡椒をたっぷり入れた酢につける食べ方の発祥の店として名高い。醬油よりもあっさりとしており、より餃子の皮と肉のうま味が堪能できる。

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ご飯ものではいちばん人気のドラゴン炒飯。ニンニクの香りが食欲をそそるが、食べると意外にマイルドだ。茶碗で2杯分近いボリュームがあるので、しっかりおなかを空かして訪れたい。¥825。

もうひとつの名物がドラゴン炒飯。チャーシューや卵といった定番の食材に、ニラとニンニクがふんだんに入っているのが売り。パンチの利いた風味であっという間にレンゲが進む。ここぞというときのパワーをつけるのにうってつけの一品。

ナスカレー丼や味噌餃子など、ユニークなほかのメニューもぜひ試してみたい。老舗ならではの創意工夫が、町中華の底力を感じさせてくれるはずだ。

赤坂珉珉
東京都港区赤坂8-7-4
Tel:03-3408-4805
昼11:00~14:00(L.O.13:55)
夜17:30~21:30(L.O.21:00)
日・祝休

近藤真彦(こんどう・まさひこ)
1964年生まれ。歌手、俳優、レーサー、レーシングチーム監督、実業家。1979年テレビドラマ『3年B組金八先生』でデビュー。1980年以降はソロ歌手として、『スニーカーぶる~す』『ギンギラギンにさりげなく』『ハイティーン・ブギ』『ケジメなさい』『愚か者』などなど、ヒット曲を多数発表。現在もコンサートやディナーショーで多くの観客を魅了し、そのスター性は健在である。

<<<マッチと町中華。【後編/紫金飯店】はこちら

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Photograph: Akira Maeda(MAETTICO)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: GONTA(weather)
Text: Mitsuhide Sako(KATANA)

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