週末の過ごし方

辰年の始まりは“龍”つながりで神楽坂の『宝龍』へ!
今年も「マッチと町中華」をよろしくお願いしマッチ!
マッチと町中華。【第9回】

2024.01.26

辰年の始まりは“龍”つながりで神楽坂の『宝龍』へ!<br>今年も「マッチと町中華」をよろしくお願いしマッチ!<br>マッチと町中華。【第9回】
見た目も美しい餃子。「ザ・王道の味が好み。許されるなら1個は手づかみで食べたいのが本音(笑)。おいしさがダイレクトに伝わる感じがするでしょ」

あの町、この町の味アリな中華料理店をめぐりながら、マッチがラーメンをすすり、ときにはビールを飲みながら餃子を頰張る、わんぱくな大人のための食の探訪記。第9弾は辰年生まれの年男、マッチが東京の神楽坂で70年続く人気店『宝龍』へ“初詣”。常連客に愛されつづける名物料理を堪能しながら「お店の名前と干支が龍つながりで縁起がいいね」とマッチもご満悦。今年もアクセル全開で爆進する『マッチと町中華』をよろしくお願いしマッチ!

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風情のある街並みに溶け込むマッチ。道すがら、多くのファンに声をかけられ「神楽坂でライブやりたいな(笑)」とご機嫌。

老舗の中国料理店は“龍”という漢字がつく店が少なくない。中国では昔から龍は縁起のいい霊獣とされており「昇り龍のように商売が上向きになりますように」という願いが、そこに込められているのかもしれない。

新しい年の始まりに年男のマッチが訪れたのは、毘沙門天 善国寺をはじめとした“パワースポット”が点在することから、都内随一の福の街と呼ばれる神楽坂。かつては花街として栄えたこの場所に昭和27年に創業し、現在は2代目と3代目が共に厨房で腕を振るう『宝龍』だ。

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「アットホームな雰囲気に心が安らぐお店。レースチームのメンバーにフランス人がいて、彼が神楽坂には気取らなくておいしいフランス料理のお店があると言っていたけれど、町中華も最高だね」

「神楽坂が美食の街というイメージはもともとあったけれど、70年以上も続いている町中華があるのはすごいね」と期待に胸を膨らませながら入店。3代目店主の田上靖一さんに温かく迎えられ、マッチも「心がほっとなごむ雰囲気。間違いなくおいしいものがいただけそうな気がします」とうれしそう。新春ももちろん、ビールで乾杯!

メニューを吟味しながら「餃子は絶対に外せないし、麻婆豆腐もいいねぇ」とさっそくオーダー。大好きな上海焼きそばを見つけて「僕は焼きそばはちょっとうるさいですよ(笑)」と、追加で注文する。

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新年もやっぱりビールがなくちゃ始まらない! 「空気が乾燥していると余計においしく感じるよね」
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冷えたビールを飲みながら、昨年12月にマカオで行われたコンサートの話題に。久しぶりの海外コンサートも大成功を収め、心おだやかに新年を迎えられたのでは?と尋ねると「マカオは超弾丸だったので、正直、体がギシギシ言ってたけれど(笑)、そんなの全部吹き飛んじゃうくらい、とにかく楽しくて幸せな時間でした。年末は大好きな南紀白浜で過ごしてパワーチャージできたので、今年もこの勢いでガンガン攻めていきたいです」

なにせ、2024年は自身の人生の大きな節目である“還暦ダッシュ”のファイナルも控えており、今はそこに向けて心と体を整えている真っ最中。

「目の前にあることに常に全力を注いでいる状態だから、今年の目標を立てるというよりも、もっと短いスパンで今やるべきことをいかに100%の状態に近づけるかということを考えています。大切なのは毎日の積み重ね。このお店のように、長くそれを続けてきていると聞くと頭が下がります。60歳に向けて突っ走るぞと自分を鼓舞しているけれど、たまに気弱になってしまうこともある。でも、やると決めたらとことんやり抜くしかない」

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焼き餃子(5個)650円。豚ひき肉にニラとキャベツを加えてシャキシャキとした食感に。

20年ほど前から、新年の初詣も恒例に。「今年もお参りしてきました。僕は神様に感謝の言葉じゃなくてビビビッと信号を送るんです(笑)。それくらい真剣ということなんだけれど、やっぱり心が整うし、気持ちが引き締まるんです。おみくじも引きますよ。去年は大吉だったけれど、今年は吉。吉の立ち位置がいまいちわからなくて調べました(笑)。日々、自分がたくさんの人に支えられていること、健康であることに感謝をして、とにかく頑張らないと」と話すマッチのもとにお待ちかねの餃子が登場。

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最初はなにもつけずに、がマッチの餃子の流儀。「準備は大切なので、たれは先に作っておきます(笑)」

福々とした美しいビジュアルに目を輝かせ「これは食べる前からおいしいとわかるよね」と満面の笑顔。いつもどおり、醤油と酢とラー油が同量のたれを作りながら、なにやらひらめいた様子。「ちょっとお行儀が悪いんですけれど」と餃子を手づかみでワイルドにがぶり。「僕が通っていた中学の通学路に餃子を紙で包んで手渡してくれるお店があって、そこが大好きだったんだけれど、この餃子を見たらそのことを思い出して。餡に味がしっかり入っていておいしい!」というマッチに店主も笑顔。

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麻婆豆腐900円(ランチ)。神楽坂で100年以上続く『丸山豆腐店』の豆腐を使用。最初に油で豆腐を揚げる麻婆豆腐は見た目も特徴的。
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「この麻婆豆腐はインパクトあるね! 辛うまでビールが進んじゃいます(笑)」

続いて麻婆豆腐がテーブルに運ばれると「えっ」と驚き、目を丸くする。いつでも表情が豊かなのも、マッチが多くのファンを魅了しつづける理由のひとつだ。この店の名物のひとつ、麻婆豆腐は最初に木綿豆腐を油で炒めているのが特徴で、見た目も一風変っていることから「初めてのお客さまに、麻婆豆腐を頼んだのですが……と言われることもある」という。

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「上海焼きそばには一家言あり」というマッチ。いざ、実食!
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上海焼きそば870円。鶏と豚のスープと醤油でシンプルに味付け。きくらげ、もやし、白菜、キャベツと野菜もたっぷり! ボリューミーだが「これでも昔に比べると減ったくらいなんです(笑)」と店主。
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「マカオでも食べたけれど、醤油ベースの焼きそばは大好物。上海焼きそばって具材がシンプルなイメージだったけれど、これくらいボリュームがあるほうがやっぱり好きかも(笑)」

冷蔵庫が一般的に普及していなかった時代に、先々代が食材の鮮度が落ちないようにと考案したレシピが今も受け継がれている。具だくさんの上海焼きそばもしかり。中太麺を使ってボリューミーに仕上げた醤油ベースの上海焼きそばには「おいしい料理でお腹がいっぱいになってもらいたい」という愛情を感じる。

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干支にちなんだ“龍ポーズ”を披露。「普段はやらないんだから(笑)。新年だから特別。今年も全力で突っ走ります!」

心までしっかり満たされたところで店を後にし、神楽坂のメインストリートをそぞろ歩く。毘沙門天 善国寺の前でふと足を止め「虎の狛犬は珍しいね」と眺めていると、道行く人に「応援しています」声をかけられ、笑顔で「ありがとうございます!」と返す場面も。干支にちなんだポーズを、という編集スタッフの無茶ぶりにも“龍ポーズ”で応える、サービス精神旺盛でお茶目なマッチなのであった。

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3代目店主の田上靖一さんと談笑。「家族経営のお店の温かさが好き。70年以上前から守られてきた味があるのは、本当にすごいことだと思います」

宝龍
東京都新宿区神楽坂6-24
TEL/03-3260-8733
11:30~14:30L.O. 17:0020:00L.O.
日・祝休 22

近藤真彦(こんどう・まさひこ)
1964年生まれ。歌手、俳優、レーシングチームオーナー兼監督、実業家。1979年テレビドラマ『3年B組金八先生』でデビュー。1980年以降はソロ歌手として、『スニーカーぶる~す』『ギンギラギンにさりげなく』『ハイティーン・ブギ』『ケジメなさい』『愚か者』などなど、ヒット曲を多数発表。現在もコンサートやディナーショーで多くの観客を魅了し、そのスター性は健在。

☆マッチさんのコンサート情報などはコチラ!

<<マッチと町中華。一覧はこちら

<<マッチが再びVoicyに登場! 町中華への思いを語ってくれました!!

NEWS!
<マッチと町中華。>ステッカーが完成!

ステッカー

マッチさんが訪れた店舗には、ご本人からオリジナルステッカーをお配りすることになりました。記事掲載された店舗に足をお運びの際は、このステッカーを探してみてください!

Photograph: Akira Maeda(MAETTICO)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: GONTA(weather)
Text: Keiko Kodera

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