週末の過ごし方
絶品焼きそばの数々にマッチも幸せ気分!
五反田の『中国料理 梅林』で食欲の秋を満喫!!
マッチと町中華。【第20回】
2024.09.27
どんなときでもギンギラギンに人生を謳歌(おうか)するマッチがあの町、この町の味アリな中華料理店をめぐりながら、ラーメンをすすり、ときにはビールを飲みながら餃子を頰張る、わんぱくな大人のための食の探訪記。これまでに東京、横浜とさまざまなお店を食べ歩いてきた「マッチと町中華」連載の20回目を記念して、今回は五反田の人気店で豪遊!? 食欲の秋というにふさわしいマッチの食べっぷりにも注目!
マッチの熱烈なファンのみならず、町中華好きからも注目を集める「マッチと町中華」の連載も早いもので20回目。これまでにさまざまな町中華を訪ね、店主やそこで働く人たちとコミュニケーションをとるなかでマッチが感じた、町中華の魅力とは?
「どのお店でも感じるのは、それぞれ守るべきものがあって、それを大切にする心が息づいているということ。それは先代から続く名物料理であったり、常連さんをもっと喜ばせたいという気持ちであったり、その土地で長く愛されてきたという自負であったり。餃子ひとつとっても、お店によって全然違う持ち味がありますよね。ビールを飲みながら、心がほっとなごむ料理をいただくとけっこう本音が出るんです(笑)。お店の方との交流にも癒やされますし、ファンの方にマッチの素の表情が見られてうれしいと言われると、僕も幸せな気持ちになります」
今回は“食欲の秋”を満喫してもらいながら、さらに幸せ気分を高めてもらおうと五反田の『中国料理 梅林』へ。1968年に創業し、現在は2代目の小島一幸さんが腕を振るうこちらの名物は16種もある焼きそば。
メニューとにらめっこするマッチもすぐにそれに気づいたようで「麺類、なかでも焼きそばの種類がすごいね!」と興味津々。「特に意識していなかったけれど、どんどん増えていったんです」と笑う店主にイチ押し麺を聞きながら「ソースは絶対はずせないし、塩五目も気になります。せっかくなので青菜からしとラーメンも! どれだけ食べるのと思われそうだけれど、食欲の秋だからね(笑)」と言いながら、さらにえび玉に焼き餃子、肉団子もオーダー。
それでは、連載20回目を記念してまずは(いつもどおり)ビールで乾杯! 1杯目を飲み終えるのを待って近況を尋ねると「無事にツアーを完走することができたので、南紀白浜で遅めの夏休みを取ってきた」という答えが。ゴルフをしたり、友人に会ったり。のんびり気ままな時間を過ごすことができたというマッチの今日のコーディネートは、日焼けした肌によく似合うビビッドピンクのカーディガンが主役。「いまは秋服を選ぶのも楽しみのひとつ」というように、最近はますますファッション熱が高まっているらしい。
「秋はシックな色の服が多くなるけれど、派手めの色もいいなと思います。身に着けていると元気になれるし、いまの気分にしっくりくる」と話すマッチのもとに続々と料理が運ばれてくる。
えび玉をつまみながらビールを飲み、餃子や肉団子にかじりつきながら「めちゃくちゃ幸せ!」と笑顔も食欲も全開に。“本命”の麺が来る前におなかがいっぱいになってしまうのでは、というスタッフの心配をよそに気持ちのいい食べっぷりを見せる。
「普段は基本的に一日1.5食。9時ごろに遅めの朝ごはんをしっかり食べて、仕事中に食事を摂ることはほとんどないかな。夜もお刺身をつまんだりちょこっと食べるくらい。いつのまにかそういう食生活になっていったんです。昔は二日酔いだと朝からカツカレー食べたりもしていたけれど、さすがにそういうのはもうなくなった(笑)。なんでもメリハリがあるほうが自分には合っているのかなと思います。夜が少ないかわりに、朝ごはんはしっかり。ツアー先で見つけたごはんのお供でリピートしているものもけっこうあります。明太子とかキムチも好きだし、納豆にはちょっとうるさいよ(笑)。専用の混ぜる器も持っているくらいだから(笑)。多いときはご飯2膳はいただきます。味噌汁の具材は貝類が好き。なんだか、すごく食いしん坊みたいな話になっているけれど、食欲の秋だからいいよね(笑)」と話しているところに3種類の焼きそばが。
朝食以外では炭水化物もあまり摂らないというマッチだが、子どもの頃から麺料理には目がないそうで「なんだか王様みたいな気分!」とうれしそう。それぞれの焼きそばのお味は?
「焼きそばのなかでもソースが一番好きだけれど、この塩五目もおいしいです。青菜からしはわりとしっかり辛みがあってビールにもぴったり、というか必要ですね(笑)。麺がパリッとしていたり、もちっと感があったりひと皿でいろいろな食感を楽しめるのも焼きのこだわりを感じます」と麺好きならではのコメントが。「みんなで食べたほうが楽しい」とスタッフにも皿を配るサービス精神旺盛なマッチ。
湯気を立てて運ばれてきたラーメンをすすりながら「すっきりとしたスープが好み。それにしても今日は1カ月分くらいの麺を一気にいただいた感じ! 夜は少し歩こうかな」と満足そう。
食欲の秋も、ファッションの秋も。メリハリをつけていつでも自分らしく楽しむことがマッチの色あせない魅力の理由なのかもしれない。
中国料理 梅林
東京都品川区東五反田1-24-1
TEL/03-3473-2005
営/11:00~15:00、17:00~22:00(21:15L.O.)
土曜・祝日11:00~15:00、17:00~21:30(21:00L.O.)
日曜定休
50席
近藤真彦(こんどう・まさひこ)
1964年生まれ。歌手、俳優、レーシングチームオーナー兼監督、実業家。1979年テレビドラマ『3年B組金八先生』でデビュー。1980年以降はソロ歌手として、『スニーカーぶる~す』『ギンギラギンにさりげなく』『ハイティーン・ブギ』『ケジメなさい』『愚か者』などなど、ヒット曲を多数発表。現在もコンサートやディナーショーで多くの観客を魅了し、そのスター性は健在。
NEWS!
<マッチと町中華。>ステッカーが完成!
マッチさんが訪れた店舗には、ご本人からオリジナルステッカーをお配りすることになりました。記事掲載された店舗に足をお運びの際は、このステッカーを探してみてください!
Photograph: Akira Maeda(MAETTICO)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: GONTA(weather)
Text: Keiko Kodera