バッグ

トロリーは、“ハイテクすぎない”がちょうどいい。
[働くバッグの新定番。]トロリーバッグ編

2020.06.10

必要なのは現代的な「スマートさ」。モダンで無駄のないデザイン、いまのライフスタイルに即した機能性が、その物差しとなる。ふとした瞬間に持っててよかったなと感じられる、新たなる相棒探しをサポート。

自動で横をついてくるトロリーケースの登場も近いだろう。それがスマートかどうかはさて置き、利便性の向上は甘んじて受け入れたい。とはいえ、見た目のかっこよさは、相手に与えるイメージだけでなく、自身の気分を高めるためにもはずせない部分である。集めたのはすべて機内持ち込みサイズのもの。レトロフューチャーなものから、クラシカルなものまでデザインはさまざま。軽さを追求したものや、デジタルデバイスとの相性が高いものなど、細分化して進化中だ。とはいえ、ハイテクすぎるものは旅情に欠ける。知性ある大人の隣にあって遜色のないもの、それがいまの時代のラゲージだ。

サムソナイト
一度使えば手放せなくなる。
他の追随を許さない、圧倒的な軽さ。

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縦55×横40×マチ20㎝、容量36ℓ。¥60,000/サムソナイト(サムソナイト・ジャパン 0800-12-36910

驚異の軽さを誇る名作「コスモライト」。こちらは創業110年を記念して限定発売されるアルミニウムカラー。車のバンパーにも用いられる素材「カーヴ」によって形成された独創的なフォルムは、貝殻の形状から着想を得ており、耐衝撃性もハイクラス。

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その重さ、なんと1.7㎏。人さし指で持てるほど軽い。特許素材の「カーヴ」は衝撃だけでなく、歪みにも優れた耐性を有している。10年保証つきなのもうれしい点。

プロテカ
デジタルガジェットを細かく整理。
バッテリーも装備した次世代トロリー。

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縦51×横39×マチ25㎝、容量39ℓ。¥66,000/プロテカ(エース 03-5843-0606

モバイルバッテリーを搭載し、ガジェット類の充電が手軽に行えるうえ、トラッキング機能もついている。しかも、機内持ち込みサイズでは最大級となる39ℓの大容量。キャスターの静音性も優れている。

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PCなどのデジタルデバイスの収納が本体上部についているため、手荷物検査時もサッと取り出すだけで楽々。バッテリーやケーブル類へのアクセスも造作なく行える。

ゼロハリバートン
アイコニックなモデルがよりミニマルな仕様で登場。

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縦55×横36×マチ23㎝。¥118,000/ゼロハリバートン(ゼロハリバートン カスタマーサービス 0120-729-007

昨年末登場したこちらは、アルミ本来のもつ美しさと、圧倒的な強度を兼ね備える。伝統的な2本のライン「ダブルリブ」はそのままに、本体側面をくぼませることで堅牢性を高めた。

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コーナー部にはY字のコーナーキャップをかぶせて強度をUP。見た目の力強さもぐっと増している。シェルには傷が目立ちにくいように独自のつや消し加工を施した。

グローブ・トロッター
サステイナブルへの思いを込めた鮮やかなグリーンが目を引く。

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縦58×横42×マチ18㎝。¥225,000/グローブ・トロッター(グローブ・トロッター 銀座 03-6161-1897

春夏の限定コレクションとして、英国の伝統的なガーデン(月明かりが照らし出す夜の庭園)をイメージした新色が登場。深緑を思わせる色みは、サステイナブルを志向する方にもおすすめだ。

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霜降り柄にも見えるライニングの柄は、実はイングリッシュアイビー。さまざまな形の葉がブラックの水彩画で描き分けられており、眺めているだけでリラックスできる。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

<<[働くバッグの新定番。]トートバッグ編はこちら

「アエラスタイルマガジンVOL.46 SPRING 2020」より転載

Photograph: Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK. STUDIO)
Edit & Text: Ryuta Morishita

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