週末の過ごし方
「循環型社会・経済」の実現へ!
ブランドの新たな拠点として、
「パタゴニア」が東京・京橋にオープン。
2025.09.17
「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」アウトドア企業の「PATAGONIA(パタゴニア)」が、9月11日(木)に「パタゴニア 東京・京橋」をグランドオープン。都内8店舗目となる本ストアは、渋谷、梅田ストアに続く、“ブランドエクスペリエンスストア”として設計され、ブランドの世界観や価値観を体験できる場となる。
創業から50年、「パタゴニア」は製品の品質と環境アクティビズムを軸に、世界中のカスタマーやコミュニティーとの信頼関係を築いてきた。製品づくりにおいて、地球の資源を使うことは避けられない。だからこそ、地球にプラスの影響をもたらすビジネスの在り方を模索しつづけ、サプライヤーやパートナーと連携している。
新店舗を構える京橋は、老舗が軒を連ね、アートや文化が融合する感性と知性が息づくエリア。店舗前の鍛冶橋通りは、かつて江戸の鍛冶職人たちが腕を競い合った歴史を有し、鍛冶屋出身の創業者のルーツと、日本の職人技が重なる象徴的な場所。この地で、自然と向き合うための確かな道具を届けていく。
店舗デザインは江戸時代の文化に敬意を表し、クラフトマンシップとアートを軸に空間を構成。「パタゴニア」と地域の物語をつなぐ写真やストーリーが店内を彩る。
製品ラインアップは、登山やクライミング、トレイルランニングといったアウトドアアクティビティ向けのテクニカルウエア&ギアを幅広く展開。ビジネスやトラベルに適したライフスタイル製品、キッズ・ベビー向け製品も取りそろえる。食品部門の「パタゴニア プロビジョンズ」からは、リジェネラティブ・オーガニック農業(※1)を支援する食品やビールなども販売。
※1 土壌や生態系を「再生」しながら、持続可能に作物を育てる農業。
東日本初となる「Worn Wear(ウォーン ウエア)」常設コーナーでは、“不必要なものを買わない”“今あるものを最大限に活用する”という考えのもと、中古ウエアの販売や修理、リサイクルプログラムを展開。買い取りイベントや責任ある消費に関する情報発信を通じて、環境負荷を減らすアクションを提案する。
ストアが入店するビル「京橋キノテラス」は、建設時のCO2排出量を削減した木造ハイブリッド構造。「パタゴニア」の価値観に沿った、持続可能な空間づくりを体現している。
約100坪・2階建ての空間には、木のぬくもりが広がり、「パタゴニア」の精神を体感できる設計に。書籍を扱うスペースや、映像・写真による情報発信を通じて、自然保護や環境アクティビズム(※2)・リジェネラティブ・オーガニック農業に関する現在の取り組みと展望を展示。ブランドのすべてのチャネルにつながる拠点として、地球の未来を見据えたストーリーを発信し続ける。
※2 環境を守るために、社会に変化を求めて行動すること。
また、東京・丸の内ストアで育まれたトレイルランニングコミュニティーを、京橋ストアでも継承。専門知識を持つスタッフがグループランなどを通じて活動を継続。充実した製品ラインアップでアウトドアをサポートする。
パタゴニア 東京・京橋
住所:東京都中央区京橋2-4-12 京橋キノテラス
営業時間:11:00〜19:00
定休日:年末年始、毎月第3水曜日
電話番号:03-3214-2101
公式Instagram @patagonia.kyobashi
取材協力/パタゴニア
Text:AERA STYLE MAGAZINE