週末の過ごし方

都心の空中庭園で食す
ふわふわ卵のサンドイッチ
[喫茶店ランチを愛す]

2018.03.27

本庄 真穂 本庄 真穂

都心の空中庭園で食す<br>ふわふわ卵のサンドイッチ<br>[喫茶店ランチを愛す]
「ハムエッグトースト」¥650、「特製ブレンドコーヒー」¥540。「カルボトースト」は\700。「三元豚のカツサンド」¥750、「ピザトースト」¥650、「エビカツサンド」¥730。コーヒーは「ブラジル」「エチオピア」「キリマンジャロ」各\650。「チョコバナナパフェ」¥700や「小倉ホットケーキ」¥600なども。

時代の荒波にもまれ、ニッポンのビジネスマンは今日も行く。だからこそ、ひと息つける安らぎの場所は確保しておきたい。そこで、喫茶店ランチである。心と体をほぐし、英気まで養える、そんな都会のオアシスを紹介していく。

開放感のある喫茶店というのは、実はそう多くはない。カフェならともかく、喫茶店にはどこか“巣”のようなムードを求めるからか。そんな数少ない一軒が「支留比亜珈琲店」である。新橋駅から銀座方面へ歩くこと15秒。細長いビルの3階にあり、一面ガラス張りだ。ここからの眺めがいい。右に首都高、正面にJR。ビルの合間を車が縫い、数分ごとに新幹線が流れていく。都会のせわしない風景が繰り返される様に、癒やされてしまうのはなぜだろう。

さて、ここで頼みたいのがハムエッグトーストである。ふわふわの甘い卵焼きが挟まれた、ボリューム満点の逸品。丁寧に抽出されたコーヒーとの相性は抜群だ。

「たくさんを使っているように思われるのですが、実は2個だけなんです。コツは泡立てるときにたくさん空気を含ませること。それを熱々のフライパンへ一気に投入。すると、油と合わさることでさらにふっくら仕上がります」。そう語るのは、店長を務める宇都健祐さん。

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三元豚のカツサンド、ピザトースト、エビカツサンドなど、魅惑のメニューがそろうが、もうひとつ、世にも珍しいカルボトーストも紹介しておきたい。
「具はハム、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームをたっぷり。ソースは生クリームとゴーダチーズのみで、そこに塩こしょうを少々。カルボナーラ感覚でお召し上がりいただける、完全オリジナルメニューです」

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昼間はサラリーマン、午後は女性客。そして「新橋銀座店」という立地のとおり、夕刻を過ぎるとつやめいた女性たちが出勤前に立ち寄っていく。遅い時間には、飲んだ締めに甘いものを求める男性客の姿も。そんな客層のグラデーションも誠に美しい「眺めのよい喫茶店」なのである。

<<昭和の真っ当なサンドイッチ

  スイーツ紳士も童心に返るホットケーキの名品>>

Photograph:Kitchen Minoru

プロフィル
本庄真穂(ほんじょう・まほ)
神奈川県生まれ。編集プロダクションに勤務のち独立、フリーランスエディター・ライターとなる。女性誌、男性誌、機内誌ほかにて、ファッション、フード、アート、人物インタビュー、お悩み相談ほか、ジャンル問わず記事を執筆。記憶に残る喫茶店は、山口県・萩にあるとん平焼きを出す店名のない喫茶店。福岡県・六本松の『珈琲美美』、神奈川県・北鎌倉の『喫茶 吉野』に通う。

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