接待と手土産
「パーク ハイアット 東京」のリエットセレクション
すべて実食! 自慢の手土産#48
2020.02.25
ホームパーティーでも大活躍するホテルメイドの高級シャルキュトリ
筆者のとっておき、手土産としての登場回数がかなり多いのが、「パーク ハイアット 東京」のレバーペースト&リエット。パーク ハイアットといえば、新宿新都心の超高層ビル、新宿パークタワーの上層階を占めるトップクラスのラグジュアリーホテルで、都会的で洗練された空間は海外のゲストにも人気が高い。
筆者のお目当ては、ホテル1階にある「デリカテッセン」。イートインコーナもあり、気軽においしいものが食べられるとあって人気だ。旬の素材を使用したこだわりのサラダやサンドイッチ、シェフ厳選の上質なオリーブやチーズ、生ハムなどがショーケースにずらりと並んでいて、高級ホテルならではの美味をテイクアウトできる。
いまや生ハムやパテ、テリーヌなどのシャルキュトリを扱うデリカテッセンは珍しくないが、ここは2003年6月にオープン。リエットが登場したのは2005年と、まさに日本のデリカテッセンの先駆けともいえる。筆者が初めて購入したのは10年以上も前で、ホームパ―ティー用だったが、ゲストの評価はすこぶる上々だった。それ以来、自分用にはもちろん、知人宅への手土産の定番となった。
フレーバーは、チキンのレバーペーストと、サーモン、ポーク、シュリンプのリエットの4種類。食べればすぐさま素材の良さが理解でき、さすがホテルメイドとうならされる。「チキンレバーペースト」は、鶏レバーにフォアグラを加えたなんともぜいたくな味わい。コクとうまみが凝縮されていて、パンにたっぷりと載せて食べるとワインがグイグイ進む。ワイン好きならたまらない手土産だ。副総料理長の米田浩一氏がフランスの三つ星レストランでの修業時代に習得したレシピにアレンジを加えたものだそうだが、三つ星の底力を自宅で堪能することができるのだ。
4種類どれをとってもおいしさは言わずもがなだが、館内のアートを手掛けている結城美栄子氏による容器がまたいいのだ。キュートなニワトリやサケ、豚のお尻などが描かれていてくすっと笑みがこぼれてしまう。とにかくおしゃれでかわいくて、筆者の家ではこの空容器が食器として大活躍している。
ホームパーティーなら、パンを添えて贈るのもいい。見て食べて楽しめる、高級ホテルメイドの絶品リエット&レバーペーストと共に、幸せな時間を贈ってはいかがだろう。
パーク ハイアット 東京 デリカテッセン
東京都新宿区西新宿3-7-1-2 1F
営業時間/11:00~19:00
定休日/無休
価格/各2430円 ※価格は税込み
問/03-5323-3635
https://restaurants.tokyo.park.hyatt.co.jp/
Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Keiko Katanozaka
Edit & Text:Mayo Morino