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【2024年最新版】
腕時計選びでお悩みのメンズにオススメしたい人気ブランド20選!
オン・オフそれぞれ最適の1本を紹介
2023.02.06(最終更新:2024.11.06)
メンズ腕時計を販売しているブランドは多々ありますが、それぞれにオリジナルな特徴が備わっています。特に歴史の長いブランドほど味わいの深さが感じられるものです。ブランドごとの特徴を押さえたうえで、自分に合った腕時計を探してみるとよいでしょう。
この記事では、スーツと相性のいい10ブランド、そしてカジュアルスタイルで活躍する10ブランドをそれぞれ紹介します。
スーツと相性のいいメンズ腕時計のブランド
ここからは、スーツと相性のいいおすすめの腕時計ブランドについて、歴史や特徴、代表的なモデルを解説します。
OMEGA
OMEGA(オメガ)は1848年にスイスで創業した腕時計の老舗ブランドです。大手時計ブランドとして規模を拡大していくなかで、1894年に開発した超高精度ムーブメント「オメガ」が現在のブランド名の由来となっています。1932年に、オメガはロサンゼルスオリンピックの公式タイムキーパーに任命されました。それ以来、多くの大会でオメガはタイムキーパーを務め、さまざまな計時装置の開発にも携わっています。知名度の高さではロレックスと双璧をなす、世界中で愛されているブランドです。
オメガの腕時計の特徴は耐久性の高さと普遍的なデザインで、使い勝手のよさから世代を問わず選ばれています。スーツによく合うモデルとしては、オメガを代表するダイバーズウォッチ、シーマスターが挙げられるでしょう。オメガのシーマスターは、1995年以降の「007」シリーズでジェームズ・ボンドが着用している腕時計としてもよく知られています。1948年の発売開始以来、防水性能を進化させながら、時代に合わせてデザインを変化させてきました。スーツに合わせるモデルとしては、クラシカルな雰囲気が特徴のドレスウォッチ、デ・ヴィルもおすすめです。特に、サブコレクションのトレゾアはエレガントかつ先駆的なデザインが楽しめるモデルになっています。
グランドセイコー
グランドセイコーは、セイコーが運営するブランドのなかでも最高級のラインです。時計王国スイスの牙城を崩し、世界最高級の腕時計を作るという目標を掲げ、1960年に事業がスタートしました。その後、精度の高さと洗練されたデザインで腕時計業界における不動の地位を確立しました。
グランドセイコーの腕時計の特徴は、厳密に定義されたセイコースタイルです。デザインは平面と二次曲面のみで構成する、原則的に各面はひずみのない鏡面とするなど、こだわりの美学が独自のルールに反映されています。
グランドセイコーの定番モデルとしては、SBGH213やSBGX263などが挙げられます。SBGH213は、上品でやわらかいフォルムと視認性の高さが特徴の機械式時計です。ラウンドケースとクリーム色の文字盤、茶色のレザーストラップがノスタルジックな雰囲気を演出しています。SBGX263は上品なデザインのクオーツ式時計で、スーツの袖口にも収まるコンパクトなサイズとなっています。
The CITIZEN
1918年に創業されたCITIZEN(シチズン)は、セイコーと並んで日本を代表する時計ブランドです。「citizen(市民)」というブランド名には、市民から長く愛されていきたいという思いが込められています。そのシチズンが最高級ラインとして1995年にスタートさせたのがThe CITIZEN(ザ・シチズン)です。
ザ・シチズンの魅力は、なんといっても精度の高さにあります。ザ・シチズンではクオーツ式ムーブメントを採用していますが、年差±5秒以内の超高精度のものだけを搭載しています。機械式の腕時計は一日の誤差が5秒以内なら高精度だと言われていることを考えれば、ザ・シチズンの驚異的な精度が理解できるのではないでしょうか。そのほか光発電で電池交換の手間がかからないことや、独自の表面硬化技術で傷が付きにくいことなどもザ・シチズンならではの魅力です。
ザ・シチズンのなかでもおすすめなのが、2019年に登場したCaliber 0100です。Caliber 0100では、内部構造を極限まで洗練させることで年差±1秒という世界最高レベルの精度を実現しています。ステンレスモデルのAQ6100-56Aはオーソドックスなデザインなので、スーツスタイルとも相性がよいでしょう。
TAG HEUER
TAG HEUER(タグ・ホイヤー)は高い知名度を誇るスイスの高級腕時計ブランドです。1860年にスイスのサンティミエで創業して以来、高い実用性と優れたデザイン性で世界中の時計愛好家を魅了しつづけています。タグ・ホイヤーは、クロノグラフの主要パーツである振動ピニオンを開発したブランドとしても知られています。振動ピニオンの技術を生かし、タグ・ホイヤーはストップウォッチの精度を大きく向上させました。
クロノグラフの技術向上に情熱を注ぐブランドであることから、タグ・ホイヤーはモータースポーツと強く結びついています。1971年にF1の公式時計として認められて以来、名だたるドライバーとのコラボモデルを発売しています。また、スポーティーでありながら優美さも兼ね備えたエレガントなデザインもタグ・ホイヤーの魅力です。
スーツと相性のよいモデルと言えば、カレラのキャリバー5が挙げられます。1963年に誕生したカレラはタグ・ホイヤーを代表するシリーズです。そのなかでも、キャリバー5は3針のオーソドックスなデザインとなっているため、ビジネスシーンでも違和感なく着用できます。
FREDERIQUE CONSTANT
1988年創業のFREDERIQUE CONSTANT(フレデリック・コンスタント)は、ほかのスイスの時計ブランドとは少し毛色が異なります。「手の届くラグジュアリー」というコンセプトを掲げ、高品質でリーズナブルな腕時計を世に送り出しているのです。低価格でありながらデザイン性に優れたフレデリック・コンスタントの製品は、世界中のビジネスマンに選ばれています。
フレデリック・コンスタントを代表するモデルが、1994年に発売されたハートビートです。ハートビートではダイヤルの一部に小窓が設けられており、内部の機械が動く様子を眺めることができます。このデザインは腕時計愛好家の心をくすぐり、発売から瞬く間に広い支持を獲得しました。
BAUME&MERCIER
BAUME&MERCIER(ボーム&メルシエ)は1830年創業のスイスの老舗ブランドです。早くから女性向けの腕時計を販売したり、万国博覧会で金メダルを獲得したりと、優れた商才と技術力で時計ブランドとしての地位を確立していきました。
ボーム&メルシエの腕時計の魅力は、高級感がありながら懐かしさも感じさせる、クラシカルなデザインです。スーツと相性のいいシリーズとしては、Clifton(クリフトン)やClassima(クラシマ)などが挙げられます。クリフトンはボーム&メルシエを代表するコレクションで、端正なデザインと幅広いラインアップが特徴です。クラシマはエレガントなスリムウォッチのコレクションで、ケースがコンパクトなのでスーツの袖口にもきれいに収まります。
MONTBLANC
高級万年筆のブランドとしてよく知られているMONTBLANC(モンブラン)ですが、近年は腕時計の分野でも評価を高めています。1906年にドイツで創業したモンブランは、高級万年筆を世に広めることを目的として事業を始めました。やがて、1993年にモンブランはリシュモングループの傘下に入ります。リシュモングループにはA.ランゲ&ゾーネやパネライなどの名門時計ブランドも加わっていたため、モンブランはそのノウハウを吸収して腕時計業界に参入しました。さらに、2006年には150年以上の歴史がある老舗ブランドのミネルバと合併し、伝統的な時計づくりで業界における評価を高めています。
モンブランのモデルのなかでも、ぜひスーツと合わせてほしいのがスター レガシーです。ミネルバの伝統的な懐中時計にオマージュを捧げたクラシカルなデザインで、文字盤やリュウズにはモンブランのロゴであるホワイトスターがあしらわれています。
RAYMOND WEIL
RAYMOND WEIL(レイモンド・ウェイル)は1976年にスイスのジュネーブで創業された時計ブランドです。創業当時、クオーツ式の登場で時計業界は改革を迫られていましたが、創業者はあえて機械式の伝統を守る道を選びました。スイスの時計産業を守ろうとする気概と、高いクオリティーへのこだわりでレイモンド・ウェイルは世界中で愛されるブランドへと成長しています。また、ミュージックとアートを愛する精神が各モデルに反映されていることもレイモンド・ウェイルの大きな特徴です。代表的なコレクションとしては、洗練された機能とデザインが高く評価されているマエストロが挙げられます。
ROLEX
ROLEX(ロレックス)は、世界で最も有名な腕時計ブランドと言っても過言ではありません。高級腕時計と聞けば、真っ先にロレックスが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。ロレックスはドイツ人のハンス・ウィルスドルフによって1905年に創業されました。1908年にロレックスという耳に心地よい名前を商標登録して以来、精度の高さを追求しながら徐々に知名度を高めていきました。ロレックスを一躍有名にしたのが、1926年のオイスターケースの発明です。これは極限まで気密性を高めたケースで、世界初の完全防水腕時計の発売へとつながりました。その後、革新的な技術開発と優れたマーケティング戦略で、ロレックスは世界一有名なブランドの地位を確実なものとしたのです。
スーツと相性のいいロレックスのモデルとしては、エクスプローラーⅠが挙げられます。基本に忠実なデザインで、最も使いやすいロレックスとして人気を集めているモデルです。また、抜群の人気を誇るデイトナもスーツとよく合います。ロレックスのスポーツウォッチのなかでも最高峰として高く評価されており、3つのインダイヤルを配置したスポーティーなデザインが男らしさを際立たせてくれます。
LONGINES
LONGINES(ロンジン)はスイスのサンティミエで1832年に創業された腕時計の老舗ブランドです。1866年には自社で一貫して製造するマニュファクチュールの体制をスイスで最初に整え、世界的ブランドとしての歩みを始めました。翼の生えた砂時計のロゴマークを腕時計に刻印するなど、付加価値を加えることで知名度を獲得していきます。現代ではロレックスやオメガのほうが有名ですが、マニアを満足させるブランドとしてロンジンは幅広い層から愛されています。
ロンジンを代表するシリーズといえるのがマスターコレクションです。ムーンフェイズやクロノグラフが搭載されたモデルも多く、シンプルでありながら機能性の高さを感じることができます。オーソドックスな3針モデルなので、スーツともスタイリッシュに合わせられるでしょう。
カジュアルスタイルで活躍するメンズ腕時計のブランド
ここからは、カジュアルスタイルで活躍するメンズ腕時計のブランドについて、歴史や特徴、代表的なモデルを解説します。
IWC
IWCは1868年にスイスで創業された高級時計ブランドです。もともとは「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」という名前でしたが、現在は頭文字を取った略称が正式なブランド名となっています。伝統的な技術を重んじながら、常に進化を続けようとする姿勢がIWCの特徴です。その洗練されたデザインと機能性の高さが多くのファンを魅了しています。IWCの数あるモデルのなかでも、代表的な存在と言えるのがポルトギーゼです。大きな文字盤とスタイリッシュなデザインは手元を爽やかに飾り、充実した休日を演出してくれるでしょう。
OMEGA
オメガは、カジュアルスタイルと相性がいいモデルも揃えています。特にオメガを代表するモデルのひとつであるスピードマスターはカジュアルスタイルにもおすすめです。
1957年発売のスピードマスターには「ムーンウォッチ」という愛称があります。その由来は、1969年にアポロ11号が人類史上初めて月面に着陸したとき、搭乗していた宇宙飛行士がスピードマスターを身に着けていたことです。宇宙空間でも壊れない耐久性を備えたスピードマスターなら、カジュアルスタイルで動き回るときも安心して着用できるでしょう。スピードマスターは現行モデルでも大きなデザインの変更はなく、伝統の重みを感じられる手巻き式を採用し続けています。
G-SHOCK
G-SHOCK(ジーショック)は日本で最も有名な腕時計と言える存在です。カシオ計算機株式会社が1983年に発売して以来、その頑丈さと画期的なデザインで多くの支持を集めています。15トンの車にひかれても壊れないと言われる耐衝撃構造と高い防水性がG-SHOCKの特徴です。また、GPSやアラーム、ストップウォッチなど、実用的な機能が数多く備わっているのも注目すべきポイントでしょう。G-SHOCKのなかでも、定番のMT-Gシリーズは高い人気を誇っています。メタルとカーボンを組み合わせた最新の強化構造を備えたものなど、さまざまなモデルがあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
CITIZEN ATTESA
CITIZEN ATTESA(シチズン アテッサ)はシチズンが1987年にスタートしたブランドで、チタン素材を活用した実用性の高い腕時計を数多く発売しています。アテッサでは、シチズン独自のスーパーチタニウムと呼ばれる加工を施すことで、軽さと頑丈さを兼ね備えた構造を実現しています。光発電やGPS機能など、利便性を向上させるさまざまな機能が搭載されているのも注目したいポイントです。
アテッサを代表するシリーズがACT Lineです。ACT Lineでは、ビジネスでもカジュアルでも合わせられる、デザインにこだわったモデルがそろっています。ベゼルには世界中の都市の略称が刻印されており、アクティブな印象を強調しています。おしゃれで機能的な腕時計を探している人は、アテッサのACT Lineを検討してみるとよいでしょう。
SEIKO ASTRON
ASTRON(アストロン)はセイコーが生み出した世界初のGPSソーラーウォッチです。セイコーは1969年に世界初のクオーツ式腕時計を世に送り出した企業でもあります。クオーツ式の発明によって誰でも安価に精度の高い腕時計を入手できるようになり、腕時計業界には大きな衝撃が走りました。このとき、セイコーが世界初のクオーツ式腕時計に付けた名前が「クオーツ アストロン」です。2012年登場のアストロンは、セイコーが時計業界に再び革命をもたらすために、満を持して発表されたものなのです。
アストロンでは、GPS機能によって現在地における正確な時刻を常に表示できる仕様になっています。また、太陽光で自然に充電してくれるため、電池交換やメンテナンスの必要はありません。屋外でアクティブに活動したいときは、アストロンがぴったりだと言えるでしょう。
アストロンのなかでも、おすすめのモデルがSBXC021です。SBXC021では、ベゼルに従来のセラミックではなくステンレススチールが採用されています。ほかのモデルよりもドレッシーな雰囲気があるため、カジュアルシーンにもビジネスシーンにも合わせやすい製品です。
TAG HEUER
先述のとおり、タグ・ホイヤーはモータースポーツと深い縁のあるブランドです。モータースポーツに関連するタグ・ホイヤーのモデルとして、カレラと並んで挙げられるのがモナコです。モナコは「栄光のル・マン」でレーサーを演じた名優スティーブ・マックイーンが劇中で着用していたことで知られています。
モナコグランプリに着想を得て開発されたモナコは、世界初のスクエア防水時計です。ラウンドケースが主流だった当時、モナコのオリジナリティーと機能性の高さは大きな注目を集めました。インダイヤルが左右に配置されたモナコのスクエアケースは、手元にクラシカルな風格を漂わせてくれます。カジュアルシーンで個性的な腕時計を着用したい人には、タグ・ホイヤーのモナコがおすすめです。
BREITLING
BREITLING(ブライトリング)は1884年にスイスのサンティミエで創業したブランドです。創業当時からストップウォッチなどの計器にこだわっていた経緯から、「クロノグラフと言えばブライトリング」という評価が定まっています。このクロノグラフの技術を応用し、航空用の計算尺が搭載されたパイロットウォッチの革新的モデル、ナビタイマーも生み出しました。流行にこびないブライトリングの武骨なデザインは、本物の時計好きにこそ愛されています。ブライトリングの代表的なモデルは1984年発売のクロノマットで、迫力のあるデザインと高い機能性がカジュアルシーンにもマッチします。
MONTBLANC
モンブランはクラシカルなコレクションが目立つブランドですが、カジュアルスタイルに合うモデルも打ち出しており、その筆頭がタイムウォーカーです。タイムウォーカーは、モーターレースが全盛だった時代を想起させる、機能性の高いスポーツウォッチです。3つのインダイヤルが配置されたモダンなデザインと、ミネルバに敬意を表する赤い秒針が多くの時計愛好家を魅了しています。アクティブなシーンで使う腕時計を探しているなら、モンブランのタイムウォーカーがおすすめです。
ROLEX
ロレックスの腕時計は、ビジネスにもカジュアルにもマッチする普遍的なデザインが特徴と言えます。デイトナやエクスプローラーと並ぶ定番のモデル、サブマリーナは押さえておくとよいでしょう。1953年に発売されたサブマリーナは、ロレックスを象徴するダイバーズウォッチです。スタイリッシュさを保ちながらも300mの防水性能を備えており、耐久性が問われる場面でも問題なく着用できます。
特に文字盤とベゼルが緑色に染まった通称「グリーンサブ」は人気が高く、中古市場では定価を大きく上回る価格で取引されています。そのほかオイスターフレックスと呼ばれるラバーバンドが採用されたスカイドゥエラーやヨットマスターなども、カジュアルシーンにはもってこいのアイテムです。
LONGINES
ロンジンの腕時計のなかでも、スポーティーな要素が強いシリーズがコンクエストです。文字盤には12と6の数字が力強く刻印され、剣のような時針と分針が確実に時を刻みます。クオーツ式のモデルもラインナップされており、手が届きやすい価格であることもコンクエストの魅力です。
また、ロンジンが過去に作り出した時計へのオマージュとなっているシリーズ、ヘリテージもおすすめです。アワーアングルウォッチやレジェンドダイバーなど、ロンジンの歴史が感じられるクラシカルなモデルがそろっています。
まとめ
腕時計がビジネスシーンに向いているのか、それともカジュアルシーンに向いているのかはブランドやモデルによって異なります。そのため、腕時計を選ぶときはブランドごとの歴史や特徴を押さえておくことが大切です。今回紹介したブランドのなかから、お気に入りのモデルを探してみてはいかがでしょうか。
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「名作腕時計は進化する[腕時計で幸せになる。]」