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白シャツのメンズコーディネートで
押さえておきたい着こなしのポイントは?

2021.09.21

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白シャツはさまざまなシーンで使える、コーディネートの基本となるアイテムです。この記事では、白シャツのコーディネートで押さえておきたいポイントや、人気ブランドについて解説します。

白シャツの選び方

まずは白シャツの基礎知識を押さえつつ、どう選べばいいかを解説していきます。

汎用性の高さを重視する

白シャツを選ぶ際に重要になってくるのは、汎用性の高いデザインを選ぶということです。シャツにはさまざまな襟の形がありますが、特にレギュラーカラーやボタンダウンのものがおすすめです。シャツのパーツで襟がいちばん重要なので、襟にこだわって選んでみましょう。

レギュラーカラーは、さまざまなシーンに利用できる代表的な襟形です。カジュアルファッションはもちろん、ビジネスシーンでも活躍する一枚となります。またボタンダウンシャツは、使い勝手がとてもよく、幅広いコーディネートで利用することができます。

レギュラーカラーやボタンダウンに加えて、最近トレンドになっているのがバンドカラーシャツです。バンドカラーシャツは、折り返した襟羽根が取り除かれているタイプのシャツで、首元をすっきりと見せることができます。

また襟の形以外にも、機能性を追求するのもいいでしょう。最近では多彩な機能が備わったシャツが発売されています。代表的なものとしてはノーアイロンのシャツ。シワになりにくい素材が使用されているので、普段使いに利用することができます。

ほかにも吸水速乾機能が備わっているシャツもあります。速乾性のシャツは、夜に洗濯して干しておくだけで、朝には着られるようになっています。洗濯のスパンがとても短くなるので、普段使いにぴったりな一枚と言えるでしょう。

素材で選ぶ

白シャツを購入する際は、素材も重要です。白シャツの代表的な素材としては、ポリエステル、コットン、リネンなどがあります。合成繊維と自然繊維では、合成繊維のほうが丈夫ですが、自然繊維のほうが風合いが豊かになります。

合成繊維のポリエステルは機能性に優れています。具体的には強度が高かったり、摩耗に強かったりするので、シャツが長持ちしやすいのが特徴です。また、吸湿性が低いために、濡れてもすぐに乾きやすいのもポイントです。

天然繊維のなかで代表的な素材といえば、コットン(綿)です。通気性に優れており、着心地がいいのが特徴。ドレスシャツやカジュアルシャツなど幅広いシャツに使われています。

リネン(麻)も代表的な天然素材のひとつ。独特な風合いが特徴で、さらっとした着心地が味わえます。水分の吸収や発散が早く、汗をかきやすい春や夏などの季節におすすめです。シワになりやすく少々扱いづらい面もありますが、天然素材のなかでは高い強度を誇ります。

サイズで選ぶ

シャツを選ぶときは、サイズが非常に重要です。特に白シャツは1枚で着こなすことも多いので、より自分の体に合ったシャツ選びが求められます。

まず、肩幅を測るときは、ジャストサイズのカットソーやシャツを着用し、肩の縫い目から縫い目までを測りましょう。身幅は胸囲の半分の値を割り出し、着丈については襟から袖までの長さを測ります。袖丈は、袖の先から肩の縫い目までの長さを測ります。

その上で「肩幅」と「丈感」を見つつ、シャツを選んでいきましょう。この数値が自分の体と合っていないと、シルエットがぼやけてしまいます。例えば「肩幅」や「丈感」が大きくなっている場合は、やぼったい印象になってしまいます。逆に小さい場合は体に張り付きすぎてしまい、窮屈な印象になります。特に、ビジネスシーンで着用するシャツは首回りと袖丈をしっかりと合わせることが大切です。

また、自分にぴったりのシャツを着たいと思った場合は、オーダーメイドのシャツを注文してみるのもおすすめです。サイズだけではなく、生地や襟の形なども自由に選べるので、理想のシャツを手にすることができます。

白シャツの着こなし例

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続いて、白シャツの着こなしについて解説していきます。

タイドアップ

タイドアップとは、ネクタイを締めて、よりドレッシーに仕上げること。ジャケットやスーツなどを着用して、ネクタイを締めるドレスアップスタイルから、カジュアルスタイルにネクタイを合わせるものまで幅広いスタイルを指します。

タイドアップのメリットとしては、コーディネートをより上品に仕上げられることと、Vゾーンの寂しさを解消することの2点が挙げられます。

カジュアルスタイルにネクタイを合わせてみてもいいですが、その場合はニットタイがおすすめです。かっちりしすぎず、ほどよくリラックス感のあるコーディネートに仕上がります。

白シャツ×ジャケパンスタイル

白シャツはジャケットとの相性も抜群です。白シャツを使ったジャケパンスタイルも定番コーディネートのひとつと言えるでしょう。

ジャケットはドレッシーなアイテムですので、スラックスと合わせることによってシックにまとめることが可能。例としては、ネイビーのジャケットに白シャツ、ネイビーのスラックス、ブラウンの革靴など。もう少し着崩したいと思ったら、スラックスをデニムパンツに替えてみるといいでしょう。

白シャツ×デニム

白シャツとデニムは定番の組み合わせです。白シャツのクリーンなイメージを生かしつつ、デニムを合わせることによって、爽やかなコーディネートに仕上がります。

まさに「シンプルイズベスト」と言えるコーディネートですが、どこかにちょっとした遊び心を加えてみるのもいいでしょう。白シャツに関しても、通常のレギュラーカラーだけではなくバンドカラーシャツなどを採り入れてみると、よりスマートなスタイルになります。

ニットと合わせる

冬場、ジャケットとシャツだけでは肌寒く感じる……、そんなときに重宝するのがニットです。例えば、白シャツにグレーのニット、ネイビーのジャケット、ブラックのスラックス、ブラウンの革靴を合わせるとシックにまとまります。もう少しカジュアルに着こなしたいという人は、パンツをデニムに替えてみたり、柄物を選んでみたりするのもいいでしょう。シューズをカジュアルなものにしてみるのも面白いですね。

白シャツ×カーディガン

白シャツにカーディガンをはおるというシンプルなスタイルもおすすめです。特に春や秋などのやや肌寒い季節にぴったり。トレンドに左右されない定番の組み合わせです。

コーディネート例としては、白シャツにチャコールグレーのカーディガン、ブラックのスラックス、ブラックかブラウンの革靴です。カーディガンを七分袖にして「こなれ感」を演出するのも一案です。

白シャツを「はおる」

白シャツは「着る」だけでなく「はおる」という使い方もあります。特に爽やかな色と組み合わせることによって、落ち着いた雰囲気を出しつつ、季節感を演出してくれます。

鉄板の組み合わせとしては、ブルー系のニットをインナーに使用し、白シャツはおるというもの。コーディネートの例としては、アッシュブルーのニット、白シャツ、ブラックのデニムパンツ、ブラウン系のシューズです。

白シャツをはおる際、シャツの襟の形もポイントになります。通常のシャツでもいいですが、より首元をすっきりと見せることができるバンドカラーシャツが特におすすめです。

白黒のシンプルコーディネート

失敗のない着こなしとして重宝するのが、白と黒だけを使ったシンプルなコーディネートです。

コーディネート例としては、白シャツ、ブラックのジャケット、ブラックのスラックス、ブラックのシューズです。白シャツがアクセントになるため、特に白シャツの素材やディテール、サイズ感にこだわるようにしましょう。

白シャツのおすすめブランド

最後に、白シャツのおすすめブランドを紹介します。

Charvet(シャルべ)

最初に紹介するのは1838年にフランスで創業したブランド、シャルべです。当初はシャツのブティックから始まり、現在に至るまで高品質なシャツを作りつづけてきました。イギリス王室やスペイン王室にシャツを提供していた実績もあり、その品質は折り紙付き。フォーマルやセミフォーマルなシーンでの着用に適したシャツと言えます。

BARBA(バルバ)

続いては、1964年にイタリアで創業したブランド、バルバです。シャルべと同じくシャツブランドとしてスタートしたこともあり、現在でもハイクオリティーなシャツをこだわりを持って作っています。バルバのシャツの魅力は、高級感がありつつ、とても動きやすい素材で作られていること。「DANDY LIFE」というシリーズは、通気性のよさが特徴。シャツとして上品な仕上がりになっていることはもちろん、適度なカジュアルさもあるので、普段使いに適しています。

LUIGI BORRELLI(ルイジ ボレッリ)

続いて紹介するのが、こちらも有名なシャツブランド、ルイジ ボレッリです。1957年にイタリアのナポリで創業。最高品質の素材を使い、熟練の職人がハンドメイドで仕上げています。特にドレスシャツは、シンプルさを追求した洗練度の高いルックスで、さまざまなコーディネートになじみ、雰囲気を底上げしてくれます。

CORNELIANI(コルネリアーニ)

こちらは、1958年に設立されたイタリアのブランド、コルネリアーニです。現在はイタリア北部のマントヴァに本社を構えており、北欧やロシアなどでも高い評価を得ています。日本では、伊勢丹新宿店や日本橋三越本店など、国内で6店舗を展開しています。コルネリアーニの魅力は、シャツの魅力を整えるだけでなく、素材などを細部に至るまでこだわっていることです。バランス感の取れたシャツを求めている人におすすめのブランドです。

ISAIA(イザイア)

続いてはイザイアというイタリアのブランドです。ナポリでテーラードのブランドとして創業され、そのハイクオリティーな製品が評価されてきました。創業がナポリ近郊のカサルヌォヴォという、仕立て屋が多く住んでいる土地ということもあり、多くの優秀な職人を雇っていました。イザイアのシャツの魅力として挙げられるのが「着心地の柔らかさ」です。シャツ自体のクオリティーはもちろんのこと、着心地やシルエットにもこだわった「究極の一枚」に出合うことができます。

Giannetto(ジャンネット)

続いて紹介するのは、ジャンネットというイタリアのブランド。1979年創業のサンフォート社が展開するカジュアルラインとして知られています。上質な仕上がりと着心地のよさを両立した、ハイクオリティーのシャツを多くラインアップ。カッタウェイなど、最近のトレンド商品も豊富に展開しています。

FAIRFAX(フェアファクス)

続いて紹介するのは、1976年に創業したフェアファクスです。ネクタイやシャツなどを主軸にして販売を行う国内ブランドです。創業から40年以上が経過していますが、現在でもさまざまなセレクトショップで取り扱われる人気ブランドです。フェアファクスのシャツの魅力は、肌触りがいいことと、どれも高級感あふれる仕上がりになっていること。しかも価格帯は1万円前後と、コストパフォーマンスにも優れています。

麻布テーラー

続いては国内ブランドの麻布テーラーです。メルボメンズウェアー株式会社が展開し、国内でもファンの多いブランドです。麻布テーラーの魅力は、なんと言ってもパターンオーダーシャツを注文できること。シャツはフロントスタイルやボトムデザイン、バックスタイルや襟の形などを自由に選ぶことができます。「よりシャツにこだわってみたい」という人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

カシヤマ ザ・スマートテーラー

次に紹介するのは、カシヤマ ザ・スマートテーラーです。オンワードパーソナルスタイルから展開されているブランドであり、麻布テーラーと同じくオーダーメイドでシャツを作ることができます。オーダーメイドシャツはさまざまなモデルに分かれており、「ベーシック」が6600円〜、「ジャージ」が9900円〜、「インポート」が1万3200円〜という価格帯でそれぞれ注文できます。オーダーの流れもわかりやすく、注文してから最短1週間で届くという納期の早さも魅力です。

鎌倉シャツ

最後に紹介するのは鎌倉シャツです。1993年に神奈川の鎌倉でスタートしたブランドであり、シャツを中心にさまざまな商品を扱っています。国内にとどまらず海外からも高い評価を受けており、ニューヨークや上海などに店舗を展開しています。鎌倉シャツ最大の魅力は、自社生産で行うことにより達成できる「圧倒的なコストパフォーマンス」。高級ブランドクラスのクオリティーを誇るシャツを、比較的安価で手に入れることができます。

まとめ

白シャツは幅広いコーディネートに合わせることができる、とても便利なアイテムです。

白シャツを選ぶ際に重要になってくるのが、素材やサイズ感。特にサイズ感は、着用時のシルエットに大きく関わってくるので、細部まで確認するようにしましょう。自分にぴったりのシャツが欲しいと思う人は、オーダーメイドもおすすめです。

さまざまなシャツを手に取り、お気に入りを選んでみてはいかがでしょうか。

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