特別インタビュー
伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 バッグ&ラゲッジ
グローブ・トロッター ストアマネージャー 大石和朝さん
このひとから買いたい、この一品
2022.12.09
アンティークから最新家電まで、好きなものの幅が両極端なのです
ものが好きというか、昔から変わらないものが好きなんだと思います。子どもの頃は古銭やコイン集めをしていた祖父の影響を受け、学生の頃は古着にハマり、社会人になってからは銀製品やアンティークジュエリー、家具なども集めてみたり。
今年、誕生から125年を迎えたグローブ・トロッターは昔から製造方法を変えずに、いまに至るトラベルケースブランドです。形や色やバリエーションは変わっても、本質は変わらないというのは、私にとってとても魅力的な存在なんです。旅先や空港などで向こうからグローブ・トロッターのユーザーさんがやって来ると、すれ違うときなど、つい目であいさつしてしまうこともあります。
もの持ちはいいほうですし、古いものは大好きですが、同じぐらい新しいものも好きなんです。特に電化製品、日用家電は仕事終わりに大型電器店をのぞいてから帰るのが日課になっているぐらい。プロジェクターから洗濯機、スマート家電にも興味津々です。
このスーツはじつは制服なんです。チェンジポケット付きで、仕立ても英国調ですね。タイクリップはお客さまにいただいたもので、ポケットにはいつもチーフとヤード・オ・レッドのペンを差しています。クラシックなスタイルに合うように、好みの小物選びでアレンジするのが好きなんです。グローブ・トロッターもステッカーなどでカスタムされている方、多いですよね。反動というわけじゃないですが休日はミリタリー系の古着や、ゴアテックスのアウトドアパーカが多いかな。ハイテクスニーカーも大好きですよ。
アンティーク時計から最新家電、スーツから機能性カジュアルまで、興味ある分野の振り幅は広めです。海外旅行はパリとかロンドンなどに行ってそうに見えるようですが、じつはハワイやタイが好きだったり。お酒も、この夏からはバーボンを飲みはじめたのですが、それまではビール党でした。
家族が寝静まってからウイスキーのグラスを片手に、Netflixで『ストリート・グルメを求めて』を見て、海外旅行気分を味わっているときがいま一番リラックスできる時間です。ウイスキーを飲みはじめたら、アンティーク調のいいグラスが欲しくて、いま探しているところなんです。え、そうですね、形から入るタイプなのかもしれません(笑)。