週末の過ごし方

『The OA』
いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #50

2023.06.22

『The OA』<br>いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #50

知る人ぞ知る、カルト的人気を誇るドラマ『The OA』。正直、この作品を言葉にするのは非常に難しい。なぜならこのドラマは“体感する”ドラマなのだから――。

ミシガンに住む老夫婦のもとに1本の電話が入った。電話の相手は、送ったメールに添付されているYoutubeのリンクをすぐ見てほしいと言う。リンクを開くと、7年前に失踪した娘プレーリーが、橋から飛び降りるところが映された動画だった。急いで病院に駆け付けると、そこには盲目だったはずの娘が、なぜか見えるようになって帰ってきたのだ。

プレーリーはなぜか自身のことをOAと呼び、「やらなくてはならないことがある」と、ある使命を果たすため、その使命にふさわしい事情を抱えた少年4人と、少年らが通う学校の女性教師を町の空き家に呼び出し、空白の7年間のことを話しはじめた。

聞けばプレーリーは、ある男に騙され、地下室に監禁されていたという。しかもそこにはほかにも監禁されている仲間がいて、毎日のように臨死体験の実験台にされていたという……。

なぜプレーリーは目が見えるように? 監禁からどうやって逃げ出した? その実験の目的とは? 少年たちは壮絶な体験をしたプレーリーの話に、どんどん引き込まれてゆく。

コアなファンが多いだけに、大衆にはあまり受け入れられず「数話で断念した」という声が多いのは事実だ。独特の世界観で、スピリチュアルな描写も多く、主人公OAをうさんくさいと思ってしまえば、もうそこまでかもしれない。しかし、このドラマは8時間の壮大な映画だと思って、信じて最後まで見てほしい。数々の謎や疑問の数々は、すべてあの素晴らしいラストシーンに至る道のりなのだ。

次ページラストの伏線回収に鳥肌。

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