お酒
山梨銘醸「七賢 純米大吟醸 白心」
世界最大級のIWC 2025で“チャンピオン・サケ”を受賞!
新規事業として旅館「宿場esoto」の開業も発表。
2025.10.07
山梨県の老舗酒蔵「山梨銘醸」が手がける「七賢(しちけん) 純米大吟醸 白心(はくしん)」が、2025年9月9日にロンドンで開催された世界最大級の酒類コンペティション「International Wine Challenge(インターナショナル・ワイン・チャレンジ、以下IWC)」において、最高賞となる“チャンピオン・サケ”を受賞。
毎年ロンドンで開催されるIWCは、世界で最も影響力のあるワインコンテストのひとつとされる。2007年に新設された「SAKE部門」は、日本酒の国際的評価を押し上げる場として注目されてきた。
“チャンピオン・サケ”は、部門ごとにゴールドメダルを獲得した銘柄の中から「トロフィー」受賞酒を選出し、さらにそこから、最も優れた一本のみに与えられる最高賞。
10月1日に行われた記者会見では、受賞の報告に加え、七賢の新たな挑戦として、2026年春に開業予定の旅館「宿場esoto(しゅくば エソト)」の概要も発表された。
「宿場esoto」は、酒蔵の歴史と地域文化を生かしながら、酒・食・宿泊を融合。日本酒を“五感で楽しむ場”として、国内外のゲストに提供する。
その名称には、蔵元の哲学「選び抜く。削ぎ落とす。研ぎ澄ます。」の頭文字と、「エッセンス(essence)」を内に、「外(soto)」へと挑戦を続ける姿勢が込められている。
施設は、一棟貸しの古民家スタイルで、リビングルームとダイニングルーム、居室3部屋、別棟の風呂を備える。落ち着いた空間で、滞在そのものが酒蔵文化に触れる体験となる構成。
創業約300年の歴史を持つ酒蔵として、醸造の知見と地域文化を融合させ、宿泊と一体化した体験を通じて、日本酒の可能性と“暮らし・風土”を伝える場を目指す。
今回のIWC受賞と旅館開業は、いずれも七賢の「伝統を守りつつ革新を続ける」姿勢を体現するものであり、日本酒の新たな市場を切り開く節目とも言える。
七賢公式オンラインショップおよび、一部の百貨店や専門店で購入可能。
開業予定地:山梨県北杜市白州町台ケ原2291 (七賢酒蔵並び)
開業時期:2026年3月予定
掲載した商品はすべて税込み価格です。
問/山梨銘醸株式会社 https://www.sake-shichiken.co.jp/
取材協力/山梨銘醸株式会社
Text:AERA STYLE MAGAZINE