週末の過ごし方
MINIとポール・スミスによる新作は、
シグネチャーストライプが必見ポイント。
2025.11.18
時は1998年。長野で冬季オリンピックが開催され、AppleのiMacや、ミスチルの『終わりなき旅』が発売されたこの年、魅力的なミニが登場した。ポール・スミスがミニを個性的に仕立てた限定モデルで、鮮明さと品格をまとったブルーのボディカラーや、シトラスグリーンのフロントバッジなど個性的なルックスで大きな話題に。今でもレア車として、ファン垂涎の1台と言えるものだ。
今回、その両者によるコラボレーションの新作が登場。販売も開始されたのだから、注目しないわけにはいかない。
四半世紀という時を越えてデビューした新たな市販モデルは、「MINI Paul Smith Edition」。ポール・スミスが自ら登場したローンチレセプションが原宿で開催され、ジャパンモビリティショーでもお披露目となった。3ドア、5ドア、コンバーチブルに設定されるが、まずは、3ドアの電気自動車「MINI Cooper SE Paul Smith Edition」の販売がスタート(598万円)。他のモデルは、2026年に詳細が発表されるという。
魅力をボディーカラーから見ていこう。ステイトメント・グレー、インスパイアード・ホワイトの限定カラー2色と、ミッドナイト・ブラックIIを用意。ポール・スミスの故郷の町へのオマージュとして特別に作られたカラーであるノッティンガム・グリーンが、ドアミラーとラジエーターグリルフレーム、そして、ルーフにも採用される。
3ドア、5ドアでは、ポール・スミスのアイコンであるシグネチャーストライプが、ノッティンガム・グリーンのルーフサイド(運転席側リア)に施される。
全モデル共通仕様として、アルミホイールにはPaul Smithのレタリング。フロントドアを開けると、ドライバーと助手席のパッセンジャーは、プロジェクションで地面に映し出されるハンドライティングデザインの「hello」の文字によって迎えられる。
ブラック基調でニット素材が採用されたダッシュボードは、ストライプのポール・スミス・ファブリックがアクセント。円形センターディスプレイは、パーソナルモードにポール・スミス・バックグラウンドを3タイプ設定する。
べスキンを使用したナイトシェード・ブルーのスポーツシートでは、ショルダーとヘッドレスト部のニット素材にストライプデザインを使用している。
ステアリングホイールのテキスタイルストラップには、シグネチャーストライプをモチーフにした鮮やかな色の飾り縫い。ここも、ひと目でポール・スミスが手がけたモデルと分かるデザインだ。
ドアシルには、ポール・スミスのモットー「Every day is a new beginning(毎日が新しい始まり)」が刻印され、フロアマットには、ポール・スミスが描いたウサギをモチーフとしたデザインのリベットがあしらわれる。特別な装備アイテムが充実しているのもこのモデルの見逃せないポイントだ。
「MINI Paul Smith Edition」の販売を記念して、バックパックやポーチなどのバッグコレクションを、全国のMINI正規ディーラーで2026年春に発売予定というから、こちらも楽しみなコラボレーションアイテムだ。
問/ MINIカスタマー・インタラクション・センター 0120-3298-14
(平日9:00~19:00/土・日・祝9:00~18:00/年末年始を除く)
https://www.mini.jp
Text: Haruhiko Ito(Office Cars)