紳士の雑学

知っておきたい、鞄の種類[2]

2018.03.13

優秀なホテルマンは、鞄を見ただけで客人の人となりを判断できると聞く。男の装いにおいて、鞄はあくまでも脇役。しかし、道具として納得できるかという視点から吟味されたモノであるゆえに、持ち主の仕事観、ひいては人生観を雄弁に物語る、自身の分身という役目を担うことも忘れずに──。

Style 代表的な意匠

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<TOTE BAG> トートバッグ
角型袋仕立てで2本手ハンドルのシンプルな鞄。トートとは持ち運ぶという意味の英語で、もともと氷のブロックを運ぶ目的に使われた。素材はキャンバスが典型だが、革やフェルト、ナイロンなど多様なものが用いられ、軽量で丈夫なものも数多い。大きな開口部と幅広のマチが生み出す使いやすさも相まって、近年、多くのビジネスマンの支持を集める。

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<BOSTON BAG> ボストンバッグ
1920年代に米国ボストン大学の学生が愛用したことから命名された、ポピュラーな小型旅行鞄。当時のものは学生が求めやすいカジュアル志向のものであったが、現在ではやわらかな革を用いた上品なスタイルも数多く見かける。底は長方形で、持ち手は2本。1気室構造なので出し入れが容易なうえに、収納力も高い。短期間のビジネストリップに最適。

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<TRUNK> トランク
19世紀半ばに西欧王侯貴族の船旅用として登場以来、長い歴史をもつ旅行鞄の代表格。かつてはフレーム構造で鉄張りといった重厚なものだったが、技術革新とともにファイバーやアルミ、ジュラルミンといった素材を用いた軽量堅固な現代の形へと発達した。特に20世紀初頭に台頭したファイバー製トランクは、劣化も少なく人気だ。

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<CARRY CASE> キャリーケース
2ないし4個の車輪が付属し、牽引して持ち運べるバッグ。ほとんどは伸縮して後胴に収まる持ち手を備える。高密度ナイロンやポリカーボネート、アルミなど軽くて丈夫な素材が主流。サイズに大小あるなか、機内持ち込み可能なものは航空機での移動にとても便利だ。また大量の荷物を容易に持ち運べるので、昨今では街なかでの人気も高い。トロリーケースとも呼ぶ。

<<知っておきたい、鞄の種類[1]

  知っておきたい、鞄の種類[3]>>

出典:永久保存版「スーツ」着こなし事典(朝日新聞出版)

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