紳士の雑学

ビジネスシーンでスニーカーはどこまでOK?

2019.06.25

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オンビジネスでの着こなしで足もとは絶対革靴……いえいえ、昨今はもっとフレキシブルになってきています。ただ楽だからいいというわけではありません。スニーカーが持つアクティビティがいまのビジネスマンのスタイルにシンクロしつつあります。

スニーカーはどこまで受け入れられている?

仕事でスニーカーを履くことに抵抗を感じる人は少なくありませんが、実際の現場では想像以上に受け入れられつつあるようです。その現状と理由を解説します。

スニーカーに関するビジネスマンの意識は……

アエラスタイルマガジンが2018年にビジネスマンを対象に行ったアンケートによると、仕事で会う相手がスニーカーを履いていることに不快感を覚えるのは8.5%。思わない人が33.7%に比べるとかなり少数派。

ただそれ以外は「着こなしによる」「シチュエーションによる」が合わせて60%近くに上ります。オーセンティックなスーツにスニーカーは合わないし、しかるべき地位の人に会う際はやはり黒のレザーシューズが基本マナー。ここをはずすと意味がないので、TPOは常に意識するようにしましょう。

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    あなたはスニーカーで通勤することがありますか?
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    あなたはスーツにスニーカーを合わせることがありますか?
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    あなたは仕事相手がスニーカーを履いていたら不快に思いますか?
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    スニーカーで通勤したいと思うことがありますか?

スニーカーが注目を浴びている理由

スニーカーのメリットは軽量さと機能性。歩きやすさを挙げる人が多いようです。一日中歩く営業の仕事であれば、レザーの靴ではなかなかハード。スニーカーが持つ歩きやすさはアドバンテージです。

上記アンケートによれば、実際にスーツにスニーカーを合わせることがある人が48.1%と半数近く、56.2%の人がスニーカー通勤をしたいと考えています。潜在的な需要もかなり高いといえるでしょう。

スーツ×スニーカーは国も後押し!

ビジネスの現場だけではなく、ビジネスでのスニーカー使用は国も後押ししています。2017年スポーツ庁は「FUN+WALK PROJECT」をスタート。歩くことで脳に酸素が送られ、頭の回転が速くなるといった健康面のメリットを挙げ、歩きやすい靴での通勤や移動を提唱しています。また、銀行や生命保険といった堅いイメージがある大手企業でもスニーカー通勤を奨励するなど、確実に風向きは変わってきているようです。

ビジネスで許されるスニーカー選び

いくらトレンドや風潮の後押しがあるとはいえ、どんなスニーカーでもビジネスにOKというわけではありません。ある程度の品格を維持しておきたいもの。ビジネスシーンでも浮かない、かっこよく着こなせるスニーカーの選び方、気を付けるべきことを解説します。

ビジネスシーンに合うスニーカー①

<高級感のある革素材がおすすめ>

ビジネスがカジュアル傾向とはいえ、極端にスポーティーなもの、ストリート感覚のものは避けてください。押さえておきたいのはやはり黒、ダークブラウンのレザー。表革がベストですが、色みが派手でなければスエードもOKです。また少し上級のコーディネートになりますが、ホワイトレザーも清潔感があって使えます。ツートーンカラーもありますが、ビギナーであればワントーンのほうが合わせやすいです。

底は歩きやすいゴム底になりますが、ここはあまり目立たない仕様のものを選びましょう。アッパーと同じ色が好ましいですが、白一色でも大丈夫。極端に厚みがあるものや機能がはっきりと見えてしまうものは避けてください。

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ビジネスシーンに合うスニーカー②

<ハイテク、ハイカットは不可と心得る>

色と同様、形も大切です。ハイテクスニーカーはやはりミスマッチ。シンプルなローカットを選びましょう。高さがあるとパンツの裾がもたついたり、膨らんでしまったりと悪目立ちします。

スニーカーにもマッチするスーツ選び

ウエアと靴は一体です。ビジネスでもOKなスニーカーがあるのと同様、スニーカーにも違和感のないスーツがあります。通常のスーツ選びとは異なるので注意してください。

スニーカーに合うビジネスウエア①

<オーセンティックなスーツは避ける>

かっちりしたウールやカシミヤのスーツでは、どれほどシックでシンプルなものでもスニーカーとはマッチしません。こうしたタイプはベーシックにレザーシューズを合わせるのが堅実です。肩パッドがしっかり入ったスーツも同様。全体にナチュラルな雰囲気があるものがおすすめです。

スニーカーに合うビジネスウエア②

<活躍が期待できるセットアップ>

セットアップスーツは同素材でありながら、それぞれ他のアイテムと組み合わせて単品使いできるのが特徴。主にジャケットがスーツに比べて長めに仕立てられており、合わせるアイテムの許容範囲が広い分、カジュアルなニュアンスがあります。ボトムにコットンパンツを持ってきたり、インナーをノータイのシャツやニットを合わせたりしても違和感はさほどありません。

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スニーカーに合うビジネスウエア②

<カジュアルパンツやハイテク素材とは好相性>

コットンやリネンなどはウール素材ほど“きちんと感”がなく、スニーカーにマッチしやすいです。また最近多いポリエステルなどの機能性素材を使ったタイプとの組み合わせもおすすめ。ジャージーやストレッチなどのシワになりにくいもの。またドローコードがついていたり、パッカブルになっていたりなど、出張でも活躍しそうな仕様はスニーカーにぴったりです。

こうすれば無頓着に見えない、スニーカー活用の注意点

カジュアルダウンは決して簡単ではありません。ただ「楽でいい」ではルーズになるだけで、ビジネススタイル以前に着こなしとして避けたいところ。そうならないために気をつけたいポイントを挙げます。

スニーカースタイルのポイント①

<パンツの丈は短めにして若々しく>

最近は英国回帰で、ドレススタイルのスーツは全体にゆとりを持ったシルエットになりつつあります。それを反映し、パンツの丈は以前よりも長めになっています。ただし、スニーカーの場合は脛(すね)が見えない程度に短めの丈にし、若々しく見せるのがポイント。長いとスニーカースタイルの本質であるフットワークのよさがなくなります。

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スニーカースタイルのポイント②

<ソックスはどうするのが正しい?>

スニーカーの場合、ソックス選びは迷うところ。スーツ用の薄手のものは合いません。コットンがベターですが、厚手のものはボリューム感が出てしまうので薄いリブ編みを選ぶようにしましょう。また職場によるものの、夏であればインナーソックスで踝を見せることも許されているようです。

スニーカースタイルのポイント③

<インナーは品よく、堅苦しくなく>

スニーカーはクールビズなどのビジネスカジュアルと親和性がありますから、ニットやポロシャツは無理なくマッチします。もちろん、ノータイもOK。タイドアップする際も、芯地がしっかり入ったシルクタイより、ニットタイのほうが合わせやすいでしょう。

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スニーカースタイルのポイント③

<大人っぽくまとめるなら同系色で>

若々しさと子どもっぽさは似て非なるもの。よりシックにまとめるために、スーツ、あるいはジャケットやパンツとスニーカーを同系色でまとめてみましょう。大人っぽいだけでなく、ビギナーでもコーディネートしやすいことも好ポイント。

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まとめ

①ビジネスカジュアルは確実にトレンド。TPOをわきまえて採り入れる
②スニーカーが持つ軽快さ、若々しさを上手に生かすのがコツ
③ハイテク素材を使用した機能性ビジネスウエアとの相性はぴったり

<<こうすればOK!ビジネススタイルにリュックを合わせる最新テクニックはこちら

Text:Mitsuhide Sako(KATANA)

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