カジュアルウェア

白シャツを採り入れたメンズのコーディネート
サイズ、柄で印象はどう変る?

2022.09.28(最終更新:2023.12.04)

白シャツを採り入れたメンズのコーディネート<br>サイズ、柄で印象はどう変る?

春のメンズファッションでは爽やかで上品なシャツを採り入れたコーディネートがオススメです。着こなしのポイントを押さえ、休日のスタイルに大人の落ち着きと抜け感をプラスしましょう。この記事では、メンズの春シャツコーディネートで押さえておきたい着こなしのポイントや人気ブランドについて解説します。

目次
  1. メンズの春シャツの選び方
    1. 春シャツは爽やかな色みがオススメ
    2. 冬のシャツは脇役度アップ、暖色系や大柄で個性を演出
    3. 素材や襟型、サイズ感にもこだわる
    4. カジュアルシーンならチェックやストライプもあり
  2. 春シャツの着こなし例とコーディネートのポイント
    1. シャツコーデは上品と抜け感の比率を意識する
    2. ニットアイテムとレイヤードする方法もオススメ
    3. コートと合わせて大人っぽいコーディネートに
    4. 細めのデニムパンツで王道メンズコーデ
    5. 袖まくりでおしゃれに季節感を表現する
    6. 春のファッションにはボタンダウンシャツが最適
    7. 人気のオープンカラーシャツで旬の着こなしに
    8. 白シャツのインナー、何が正解?
    9. カジュアルスタイルのコーディネートにオススメのインナーを紹介
    10. キレイに着こなすならベージュなど肌に近い色を選ぶ
  3. 白シャツの汚れ、どう対処するべき?
    1. 黄ばみはどう対策するべき?
    2. オススメの洗濯方法
  4. シャツのオススメブランド
    1. Paul Smith(ポール・スミス)
    2. agnès b. HOMME(アニエスベー オム)
    3. TOMORROWLAND(トゥモローランド)
    4. MARKAWARE(マーカウェア)
    5. JOSEPH(ジョゼフ)
    6. nonnative(ノンネイティブ)
    7. N.HOOLYWOOD(N.ハリウッド)
    8. White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)
    9. Giannetto(ジャンネット)
    10. AURALEE(オーラリー)
  5. まとめ
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春らしいシャツの選び方がわからず、悩んでいる人は多いのではないでしょうか。ここからは、メンズの春シャツを選ぶときのポイントについて解説します。

春のコーディネートに採り入れるシャツは爽やかな色みのものがオススメです。爽やかな色を採り入れれば、春らしい陽気な雰囲気が表現できるでしょう。特に、シャツはコーディネートに占める面積が大きく、印象への影響力も大くなります。

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春にふさわしいシャツの色みとしては、まず定番の白が挙げられます。白シャツは清潔感があり、爽やかであると同時に誠実な印象も与えます。そのほか、ピンクやサックスブルーなどのパステルカラーのシャツも春の定番アイテムです。桜の花を連想させるピンクは特に春にふさわしい色で、コーディネートに優しい風合いを加えてくれます。サックスブルーは清潔感があり、爽快さを表すにはうってつけの色です。

ベージュやライトブラウンなど、温かみのある色も春は採り入れやすいのではないでしょうか。そのほか、色みはややダークですがベーシックカラーのネイビーも定番色のひとつです。知的で誠実な印象を与えられ、シャツを着たときのシルエットもきれいに見える効果があります。ただし、ネイビーシャツを選ぶ場合はパンツなどで明るい色を採り入れ、全体の雰囲気が重くならないように気を付けましょう。

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春や夏に比べ、冬のシャツも特に色や柄について大きな変化はありません。あえていえば暖色系は取り入れやすい傾向があります。また上着を羽織ることが多く、見える面積は少ないため、ビジネスシーンでは主張の強い柄も夏より控えめに見えて合わせやすいでしょう。大きめのチェックや太いストライプといったパターンも試してください。また、防寒の面から厚地の綿やウール混紡といった素材も好まれます。

色みに続いて、春シャツは素材や襟型、サイズ感にもこだわりたいところです。シャツの素材は綿が定番なので、基本的には素材のしっかりとしたものをオススメします。綿のシャツは肌触りが柔らかく、見た目にも春らしい雰囲気を漂わせてくれます。

代表的な織り方には「ブロード」と「オックスフォード」の2種類があり、それぞれ適した場面が異なるので特徴を押さえておきましょう。ブロードはドレスシャツ向きの滑らかでつやがある織り方で、冠婚葬祭などにも適しています。オックスフォードはブロードに比べると目が粗く、ややカジュアルな印象が強い織り方です。

シャツに使われる綿以外の素材としては、麻やポリエステルなどが挙げられます。麻は風通しがよく夏に適した素材ですが、シワになりやすいのが難点です。ポリエステルは機能性が高い一方、ちくちくした肌触りを不快に感じる人もいます。

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春シャツにオススメの襟型には、レギュラーカラーやホリゾンタルカラー、バンドカラーなどがあります。レギュラーカラーは定番の襟型で、どんなコーディネートにも合わせられる万能タイプです。ホリゾンタルカラーは襟先が小ぶりで真っすぐになっているタイプで、すっきりしたコーディネートを作りたいときに向いています。帯のような形状が特徴のバンドカラーはトレンドの襟型です。また、最近ではノータイを前提に、最初から第一ボタンを外したオープンカラーもあります。特に襟と一体になったボタンダウンのワンピースタイプは襟のロールと収まり具合がいいのが特長。カジュアルで清潔感のある着こなしが実現するので、春のファッションでは積極的に採り入れてみたいものです。

春シャツを選ぶときはサイズ感に配慮することも大切です。カジュアルシーンでトレンドのオーバーサイズシルエットなどを試すのもよいですが、シャツのサイズはジャストフィットが基本です。体にぴったりと合ったシャツを選び、すっきりしたスタイリッシュな着こなしを目指しましょう。なお、シャツの裾を外に出す場合、丈が短めのものを選べばスマートな印象になります。

フォーマルシーンでのシャツは白無地が基本ですが、カジュアルシーンならチェックやストライプといった柄物でも問題ありません。春にオススメのチェック柄としては、爽やかなギンガムチェックが挙げられます。ベージュやネイビーと合わせて春らしい柔らかさを表現しましょう。全体をおしゃれにすっきりまとめたいときは、白やネイビーのウィンドーペンもオススメです。

ストライプシャツは縦に流れる線がスタイリッシュな印象を強めてくれるアイテムです。一般的に線の幅が細いほどフォーマルな、太いほどカジュアルな印象になるため、シーンに合った柄を選ぶよう心がけたいものです。サックスブルーのストライプシャツは爽やかな雰囲気にしたいときにうってつけです。また、ビジネスライクな印象にしたいときはグレーのストライプシャツを選ぶとしっくりきます。

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春シャツの選び方を押さえたら、コーディネートへの採り入れ方も知っておくことが必要になります。ここからは、春シャツの着こなし例やコーディネートのポイントを紹介します。

休日のシャツコーデでは、上品さと抜け感の比率を意識することが大切です。上品すぎると堅苦しくなり、カジュアルすぎるとだらしなく見える恐れがあるので注意しましょう。具体的には、上品6に対して抜け感4程度の比率が理想的です。上品に見えるアイテムとカジュアルに見えるアイテムを組み合わせ、春らしいコーディネートを目指しましょう。シャツ自体がかっちりとした印象を与えるアイテムなので、スニーカーやジーンズといったアイテムと組み合わせてカジュアルダウンするのがオススメです。

上品な印象のニットはシャツと相性のいいアイテムです。シャツの上にニットをレイヤードし、シンプルすぎないこなれた雰囲気を漂わせましょう。首元や袖口、裾からのぞくシャツの生地がアクセントになり、ひと味違うおしゃれが楽しめます。ニットの長袖だと暑すぎる場合もあるため、袖まくりなどをして温度調節を。また、爽やかなニットベストを取り入れる方法もオススメです。コーディネートを上品にまとめたい場合、大人っぽい無地のニットを選んでください。シャツとの調和も考えて、似た色同士で合わせるのが簡単です。

シャツコーデを大人っぽく格上げしたい場合は、ロング丈のステンカラーコートやチェスターコートをはおるのもあり。スーツに合わせる印象が強いアイテムですが、ネイビーなどのカラーなら気軽に採り入れられます。オーソドックスなベージュのコートも春らしい雰囲気があるので積極的に使ってみることをオススメします。ネイビーのステンカラーコートにサックスブルーのシャツなど、同系色で合わせれば統一感のあるコーディネートになります。

ジーンズにはカジュアルな印象がありますが、細身のシルエットであればコーディネートもきれいにまとまります。春らしさを表現したい場合は、色が薄めのジーンズを選ぶとよいでしょう。丈が短めのものなら足首がのぞき、簡単に春らしい抜け感を演出できます。丈が長いものでも、ロールアップすれば足元に軽やかさを加えられます。ジーンズがカジュアルすぎると感じるならば、ニットやローファーなどの上品なアイテムでバランスを取るのが賢明です。

春のシャツコーデでは、袖まくりでおしゃれに季節感を表現しましょう。肌が見えると一気に爽やかでおしゃれな雰囲気になります。カットソーやニットなどをレイヤードしているときも、袖まくりでこなれ感を漂わせてみてください。袖をまくるときは袖口のボタンを外し、大きく折り返したうえでその端をさらに一度か二度折り返します。ロールアップした部分から袖の角の生地をのぞかせると、うまく抜け感が演出できます。

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別注ボタンダウンシャツ¥7,150/カミチャニスタ

オックスフォード生地のボタンダウンシャツは、春のカジュアルシーンにうってつけのアイテムです。特に、白またはライトブルーのものは汎用性が高いので、1枚用意しておくことをオススメします。清潔感があり、幅広いパンツとおしゃれに合わせられます。ライトブルーのボタンダウンシャツとグレーのチノパンを合わせれば、爽やかで誠実な印象のコーディネートが作れます。ギンガムチェックのボタンダウンシャツをタックインする着こなしもオススメです。よりカジュアルに仕立てたい場合は、デニム生地のボタンダウンシャツなどにも挑戦してみるといいでしょう。

休日らしいリラックス感を演出したいときは、襟元が大きく開いたオープンカラーシャツを採り入れてみてはいかがでしょうか。コーディネートに加えるだけで、ゆったりした雰囲気とトレンド感が漂います。光沢のある生地のものを選べば、上品な印象も与えられます。オープンカラーシャツのボタンをすべて留め、ダークトーンのパンツやローファーを合わせれば落ち着きのあるコーディネートを作ることも可能です。

白はシャツの基本にして永遠の定番。メンズファッションのドレスコードでシャツはもともと下着でそのまま着るのがセオリーですが、蒸し暑い日本の気候では汗で張り付くことも多く、見た目の悪さだけでなく生地へのダメージも少なくありません。ビジネスシーンを中心にアンダーシャツを着るのもOKとされています。

ただ、アンダーシャツもなんでもいいわけではありません。できればTシャツではなく、専用の肌着を選ぶようにしましょう。シャツのプリントが透けて見えるのは論外です。カジュアルスタイルではもう少しルールはゆるやかで、一枚で着られるTシャツを合わせてもOK。サイズはジャストフィット、無地が基本です。最近はオーバーサイズが人気ですが、シャツが着づらくなるため、インナーとしては向きません。

着慣れないと、白いシャツの下には白のアンダーシャツを合わせがち。ただこの場合、肌との差がはっきり出てしまい、下着を着ていることが目立ってしまうので避けましょう。薄いベージュなどのスキンカラーがおすすめです。また最近は、襟ぐりや袖口に縫い目がない切りっぱなしの仕立てのものが増えています。より下着の存在を感じさせないため、好まれているようです。

シャツの衿からアンダーシャツが見えるのも今ひとつ。ノータイでは第一ボタンを外すことが多いですから、深めのVネックタイプがベターです。

白のシャツはやはり汚れやすいのが難。ちゃんと手入れをしないと、せっかくのお気に入りが台無しです。特にこれからの季節は汗による黄ばみが気になります。

黄ばみの原因は体から出る汗と皮脂。これが酸素と結合して酸化することから黄ばみとなります。ただ洗っただけではなかなかきれいになりません。さらに黄ばんだところにホコリがたまることで、黒く見えてしまうこともあります。汗をかいたら放置せず、なるべく当日中に洗うようにしましょう。

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まずは着た日のうちに洗うことが大切です。そしてすすぎはしっかりと。残った洗剤も黄ばみの原因と言われます。ただこれでも襟や袖に汚れは蓄積していくもの。こうした場所に効果的な専用洗剤は多く出ており、塗りこんで洗濯用洗剤で洗うといいでしょう。

また白シャツの場合は漂白剤も使えます。ラベルの指示に従ってつけおきしてください。さらに頑固な汚れには、重曹やセスキ炭酸ソーダをペースト状にして塗り込むのが効果的です。

防止策として、糊を事前に襟や袖に塗っていく手があります。洗うと糊が汚れをつけたまま洗い流されるので楽。専用の糊も多数出ているので,一度試してみましょう。

メンズシャツの定番ブランドを知っておけば、春にぴったりのシャツを探すときにも役立ちます。ここからはシャツのオススメブランドを紹介し、その歴史や特徴などについて解説します。

「Paul Smith(ポール・スミス)」は1970年、イギリスでセレクトショップとしてスタートしたファッションブランドです。1970年代半ばに立ち上げた自身のブランドでパリコレクションにも参加し、現在はおしゃれ感度の高いブランドとして世界中で支持されています。ポール・スミスでは、「ひねりの効いたクラシック」というブランドコンセプトを掲げています。クラシカルできっちりした印象を残しながら遊び心を感じさせる独特のスタイルで、ファッション業界に確固たる地位を築いてきました。

ポール・スミスのラインアップとしては財布などの小物がよく知られていますが、シャツもおしゃれなアイテムが多数展開されています。ポール・スミスのシャツはストライプ柄のものが有名で、パステルカラーで清潔感のあるデザインのものが人気です。ブロード生地のドレスシャツからペイズリー柄のカジュアルシャツまで幅広いラインアップがあるので、春シャツを探すときは一度検討してみるとよいでしょう。

「agnès b. HOMME(アニエスベー オム)」はフランスの人気ファッションブランド「アニエスベー」のメンズラインです。アニエスベーは1975年にデザイナーのアニエス・トゥルブレによって立ち上げられ、現在ではフレンチカジュアルの代表的ブランドとして世界中で人気を博しています。アニエスベー オムの特徴は、シンプルなデザインでありながら、おしゃれなディテールが楽しめることです。ほどよくエスプリを効かせているので飽きがこず、着まわしやすいアイテムとして活躍してくれます。アニエスベー オムのシャツはバリエーション豊かで、シックな色合いのドットシャツや華やかなフラワープリントシャツ、遊び心あふれるフォトプリントシャツなど、好みに合ったアイテムを探せます。シンプルで抜け感のあるアイテムが多いので、休日のリラックススタイルにオススメです。

「TOMORROWLAND(トゥモローランド)」は1978年にスタートした日本のファッションブランドです。もともとはニットブランドとして始まった経緯があり、ニットアイテムの品質やデザイン性の高さには定評があります。1983年には自由が丘に最初の店舗を構えて、オリジナルブランドだけでなく世界中の名だたるブランドを扱うセレクトショップとして幅広い世代からの支持を集めています。ラインアップにも多種多様な商品がそろっており、ベーシックで使いやすいものからオリジナリティーを発揮できるものまであるので、求めるアイテムがきっと見つかるはずです。トゥモローランドは多数のブランドを展開しています。メンズラインの「トゥモローランド メンズ」や、ミニマルでモダンな印象のアイテムを提供する「エディション」など、ブランドごとに異なったコンセプトがあるので、春のコーディネートに採り入れたいアイテムが見つかります。

「MARKAWARE(マーカウェア)」は2009年に始まった日本のファッションブランドで、洗練された大人のためのガーメントを提供することをコンセプトに掲げています。一方、同じデザイナーによって2003年に立ち上げられた「マーカ」では、メイド・イン・ジャパンにこだわり、都会的なエッセンスを採り入れたカジュアルラインを提供しています。マーカウェアの特徴は、徹底してサステイナビリティーにこだわっていることです。デザイナーが世界中を巡って持続可能な原料を探し、それを日本の技術で加工してクオリティーの高い製品を生み出しています。オーガニックコットンやオーガニックウール、アルパカなど、サステイナブルで高品質な素材を使い、シンプルで使い勝手のよいアイテムを数多く販売しています。長く着られる洋服を探している人は、サステイナビリティーにこだわったマーカウェアのシャツを試してみるといいでしょう。

「JOSEPH(ジョゼフ)」は1972年にロンドンで設立されたファッションブランドです。日本では1996年からオンワード樫山が展開しています。ジョゼフでは、クラシカルなエッセンシャルラインとトレンドを採り入れたコレクションラインを2本の軸としてアイテムを提供しています。シルエットの美しさや上質な素材感が魅力となっており、洗練されたアーバンカジュアルを求める人にオススメのブランドです。メンズシャツではジャガード織やオックスフォード生地、スエード素材などを採り入れており、シックな風合いが楽しめます。

「nonnative(ノンネイティブ)」は1999年に日本で設立されたファッションブランドです。「nonnative」というブランド名には「属さない」という意味があり、服にとらわれない、自然体のスタイルを提案しています。服にブランドロゴを施さない姿勢からも、拘束を嫌うその哲学がうかがえます。服づくりでは洗練された着心地や風合いを大切にしており、実用性にも優れているので軽やかにおしゃれが楽しめます。シンプルかつファッショナブルで、アウトドア系やミリタリー系のアイテムも人気を集めています。オックスフォード生地のボタンダウンシャツやブロード生地のロンドンストライプシャツ、カジュアルテイストのデニムシャツなどが用意されているので、着心地を確かめてみてはいかがでしょうか。シャツ以外に、シルエットの美しいボトムスなども人気があります。

「N.HOOLYWOOD(N.ハリウッド)」は2000年に設立された日本のブランドです。デザイナーの尾花大輔が立ち上げ、会社とショップは「ミスターハリウッド」名義で展開しています。アメリカンビンテージから影響を受けたデザインが特徴で、他ブランドとのコラボレーションも精力的に行っています。現在では、日本だけでなく世界中にファンを有するハイブランドへと成長しました。N.ハリウッドの定番はビッグシルエットシャツで、ゆったりとしたフィット感でありながら素材やディテールにこだわって優雅に仕上げています。色柄の種類も豊富で、袖や脇に別生地を足した遊び心あふれるアイテムもあるので、ぜひ試してみてください。ちなみに、尾花大輔は2020年東京オリンピックで聖火リレーのユニフォームのデザイン監修を担当したことでも話題になりました。

「White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)」は、デザイナーの相澤陽介が2006年に立ち上げた日本のファッションブランドです。「服を着るフィールドは全てアウトドア」というコンセプトを掲げ、アウトドアウエアのテイストをベースにしたファッション性の高いアイテムを数多く展開しています。機能性とデザイン性を両立させた独自のスタイルを確立。防水性や防風性に優れたゴアテックス素材を多くのアイテムで採り入れており、カジュアル度の高いマウンテンパーカーやスニーカーが定番商品となっています。シャツに関しても、バンドカラーシャツやオーバーサイズのストライプシャツなど、カジュアルシーンに適したラインアップが目立ちます。

「Giannetto(ジャンネット)」は2008年にデザイナーのヴィンチェンツォ・サンソーネがスタートさせたシャツブランドです。歴史の浅さにもかかわらず、シャツブランドのニュースタンダードとしての地位をすでに確立しています。イタリアの大手シャツファクトリー、カミチュリア・サンフォート社が母体で、確かな技術力を生かした完成度の高さがジャンネットの魅力です。南イタリアの陽気な空気を感じさせる解放的なデザインが特徴で、第2ボタンと第3ボタンのあいだにはブランドを象徴する太陽の刺しゅうが施されています。「ザンパテ・グリアート」と呼ばれる留め外しの行いやすいボタンのつけ方や、「ブスト・キューソ」という立体感を出すための袖の後付けなど、ディテールにも独自のこだわりがあります。ドレスシャツからカジュアルシャツまで豊富なバリエーションがあるので、ジャンネットのシャツで春らしさを演出しましょう。

「AURALEE(オーラリー)」はデザイナーの岩井良太が2015年に立ち上げた日本のファッションブランドです。シンプルで上品なデイリーウエアを提供するブランドとして、セレクトショップなどで注目を集めています。奇抜なデザインのアイテムはほとんどなく、素材や仕立てにとことんこだわって普遍性と機能性を兼ね備えた服をそろえています。まずは素材から考えるというデザイン過程からも、デザイナーの素材へのこだわりが伝わります。上質なコットンやウールを使った着心地のよいシャツを求めている人は、オーラリーの検討をオススメします。

春のメンズコーデに採り入れるシャツは白やピンクなどの明るいカラーがオススメです。上品と抜け感のバランスを考慮しながら、コーディネートに採り入れるアイテムを選ぶといいでしょう。ニットのレイヤードや袖まくりなどでこなれ感を演出するのもひとつの方法です。さまざまな着こなしを試しながら、自分なりの春らしいシャツコーデを探してください。

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