お酒

Man O’ War(マン・オー・ウォー)
美食もペアがワイヘキ流!推しワイナリー3選。
【ニュージーランド、知られざるワインの島へ。】

2023.12.12

Man O’ War(マン・オー・ウォー)<br>美食もペアがワイヘキ流!推しワイナリー3選。<br>【ニュージーランド、知られざるワインの島へ。】
僻地にもかかわらずこのにぎわい!

ワイナリーを結ぶバスや専用車ツアーを活用し、一日に数軒ハシゴするのがツウなワイヘキの巡り方。テイスティングだけでなく美食も堪能できるが、食べすぎ、飲みすぎにはくれぐれもご注意を!

海沿いの開放的な空間で、狙うは金の上級ラベル!

ワイヘキ島の東部、オネロアの町から20㎞以上離れた位置にあり、一部未舗装の道路を走ることでようやくたどり着くマン・オー・ウォー。自然豊かな湾に面してひっそりとたたずんでおり「秘密のワイナリー」とでも紹介したくなるが、実はワイヘキ島内最大規模として有名なワイナリー。60ヘクタール以上の自社畑を所有し、隣のポヌイ島でもピノ・グリを生産している。

その独特の名前は、18世紀にイギリス海軍がワイヘキ島を訪れた際、この地にあったカウリの木が戦艦「マン・オー・ウォー」のマストを作るのにふさわしいと航海日誌に記したことから付けられた。水はけのよい火山性土壌のためミネラルや凝縮感が感じられるブドウが育ち、国外での人気も高い。

1050_NZマンオーウォー_桟橋
目の前のビーチには桟橋があり、夏は自家用クルーズで来るセレブも多い。

ここに来たのであれば、黄金色の上級ラベル「クルタ」シリーズをぜひ味わってみてほしい。ボルドーブレンドの「ティッティ」、シャルドネの「マチルダ」、ブラン・ド・ブランの「チュリア」、そしてシラーの「トット」の4種類があるのだが、人気のため需要に対して供給が追いつかず、ワイヘキ島内のショップでもなかなか見つからない「幻のワイン」となっている。

オーシャンビューのレストランもすてきだが、目の前の中庭のテラス席で食事を楽しむのもマン・オー・ウォーならではの過ごし方。ブドウだけでなく、果樹園やオリーブ畑、養蜂場なども所有しており、ワイヘキの自然の恵みが詰まった地産地消の料理を堪能できる。

  • 1050_NZマンオーウォー_ワイン
    テイスティングルームで味わう「クルタ」シリーズ。
  • 1050_NZマンオーウォー_盛り合わせ
    チーズやシャルキュトリーの盛り合わせ「マン・オー・ウォー・ボード(NZ$60)」。

マン・オー・ウォー
725 Man O’ War Bay Road
https://www.manowar.co.nz/

<<Tantalus Estate(タンタラス・エステート)記事はこちら

「アエラスタイルマガジンVOL.55 AUTUMN/WINTER 2023」より転載

Photograph: Tomohito Ishimaru
Coordinate: Grooby Miko
Edit & Text: Keiichi Izawa

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