週末の過ごし方
ハイパフォーマンスを作る、超「姿勢」力講座
【第6回】仙骨を立てるためのトレーニング
2018.03.12
こんにちは。
ハイパフォーマンスを作る超「姿勢」力講座。前回はお正月太り解消の特別記事を書いたが、すぐに実践していただけただろうか。ついた脂肪は早い段階でリセットするのがポイント。時間が経てば経つほど痩せにくくなる。ギクッとした方は、いますぐに動きはじめよう。
2019年を迎えるとき、あなたはどんな自分になっていたいだろうか。
“一日一日の積み重ねが1年後の自分を変える”
こんにちは。プロボディデザイナーの松尾伊津香です。私は現在、疲労回復専門ジムZEROGYMでビジネスマンに対して仕事パフォーマンスを上げるためのフィットネスと瞑想の指導をしています。
超「姿勢」力の記事に関して再開していく前に、以前の記事を振り返ってみましょう。
①首が前に出る姿勢
②姿勢を良くするなら背中を意識してはいけない
③姿勢を良くするポイントは「仙骨」への意識
前回は、姿勢を正すためには背中に意識を向けるのではなく仙骨に意識を向ける必要があるとお伝えしました。
しかしながら、実際行うとおわかりいただけるのですが、この仙骨を立てるというのは男性にとって予想以上に難しいと感じる方が多いのです。なぜかというと、体の硬い男性の場合は仙骨に関係している腰とお尻がとても硬いからです。
あぐらで見てみましょう。本来の正しいあぐらはこの姿勢です。
しかしながら、多くの男性のあぐらは以下のようになります。
つまり、背中をしっかり伸ばしてあぐらを組むということは男性にとっては難しいのです(ちなみに女性は運動不足の方でも意外にあっさりできます)。このお尻と腰周りの筋肉の柔軟性を上げない限り仙骨がうまく立ちません。
というわけで今回は仙骨を立てるためのストレッチを紹介します。椅子前屈というストレッチです。
監修をさせていただいた超姿勢力の本にも紹介していますが、座ったままでオフィスでもできるストレッチです。
【動作①】
脚を腰幅に開き、ひざにもう片方のくるぶしをかけ、かかととひざを手で押さえる(上記写真右側)。
※椅子には浅く座る
【動作②】
息を吐きながらゆっくりと前屈していく(上記写真左側)。
※お尻の筋肉が硬いと手で押さえているひざが上がってきやすいので、上がってこないように手で押さえる。
【動作③】
そこで3呼吸。反対も同じようにする。お尻の筋肉、そして腰に掛けての伸びを感じる。
【ポイント】
図の左手(右ひざを押さえているほうの手)の力を緩めないよう、できるだけ手の圧力をかけてひざを床のほうに押し倒しましょう。
※体が硬い人はうまくくるぶしがひざに乗らないときがありますので、その場合は乗せているほうの足のくるぶしを股関節のほうに近づけましょう
最初は上半身が倒れにくいと思いますが、繰り返していくとどんどん腰が伸びてきて仙骨が立ちやすくなります。骨盤周りをほぐしてくれるストレッチなので、パソコン仕事で体がこわばっている人にもお勧めです!
姿勢をきれいにしたい方、ぜひ今日から行ってみてください。
なぜなら……
“一日一日の積み重ねが1年後の自分を変える”
では、また来週!
プロフィル
松尾伊津香(まつお・いつか)
疲労回復専門ジムZERO GYM エグゼクティブプログラムディレクター。『一生太らない魔法の食欲鎮静術~食事瞑想のススメ~』著者。ミスター&ミスモデルジャパン2016 日本大会「ミス・モデルジャパン ガールズ部門」3位。福岡県福岡市博多区出身。修猷館高校、関西学院大学文学部総合心理科学科卒業。在学中、 心理学・精神医学を学ぶ傍ら、ヨガ哲学やメディテーションに出合う。アメリカ留学にてその知識を深め、帰国後は銀座でヨガインストラクターとして勤務。その後、全国に50店舗以上展開する女性専用ダイエット専門ジムShapes International の六本木本店店長兼スーパーバイザーに。現在は日本初の疲労回復専門ジム「ZERO GYM」で、働く人の心身のコンディションを整える指導をする傍ら、食欲や食事制限・リバウンドに苦しむ人たちの悩みと日々、向き合っている。
https://matsuoitsuka.com/
https://business-life.jp/
Illustration:KAZMOIS