接待と手土産

「明神水産」の藁焼きたたき
すべて実食! 自慢の手土産 #71

2021.10.14

香りとうまみのために欠かせない生産者の思い

この自慢の藁焼きに欠かすことのできないのが、根元で刈られた長い藁だ。大人の腕でひと抱えほどの束を、年間で2万5000束以上も消費する。そのため、毎年、稲刈りの時期になると、主に山間部にある契約農家をスタッフが訪ねて、藁を干したり、束ねたりする作業を手伝いながら、トラック一杯に積んで会社へ戻る。

ただし、水も空気もきれいな山間部は農作業には過酷な環境。高齢化とともに休耕田が増える状態が続いている。休耕田が増えると、藁の生産が減るだけでなく、雑草が生えることで害虫が増え、周囲の田にも悪影響がある。そこで明神水産は自ら米を作るプロジェクト「明神ファーム」をスタートさせた。

荒れた棚田を再び耕し、稲を植える。藁の乾燥に使う「稲木」など、 古くから行ってきた農作業の方法を教えてもらいながら、良いものは継承する。たたきのために始めた活動は、いま、地元の人々の協力を得ながら「美しい風景と、継続できる暮らし」を創るサステイナブルな活動へと進化しつつある。

海の鰹と山の藁、どちらが欠けても成り立たない、高知の海と山の恵みを享受した藁焼きたたきには、一本釣りの漁師、山間の農家、そして明神水産のスタッフたちの想いが詰まっているのだ。

写真・図版

明神水産
高知県幡多郡黒潮町黒潮1
価格/藁焼き鰹たたき1節セット3456円、2節セット5616円など(税・送料込み)
問/0880-55-2800
https://www.myojinsuisan.com/

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Edit & Text:Yuka Kumano

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